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AFC、クラブ大会の改革案を発表…「3層構造の新フォーマット」や「外国籍選手枠の拡大」などが提言

2022.12.23

AFC競技委員会がクラブ大会の改革案を提言 [写真]=Getty Images

 アジアサッカー連盟(AFC)は23日、AFC競技委員会が提案した同連盟主催のクラブチームによる国際大会の改革案について発表した。

 この度提言された改革案についてAFCは「アジアのクラブサッカーをさらに強化し、成長と比類なき進歩の新時代の到来を告げることを目的としている」と発表している。

 現在、AFC主催のクラブチームよる国際大会は、合計40チームが参加するAFCチャンピオンズリーグ(ACL)と合計36チームが参加するAFCカップの2層構造で開催されている。今回の発表によると、AFC競技委員会は既存の大会フォーマットの一新を提言。合計76チームが3層構造で覇権を争う新フォーマットが提案されたという。

 第1層に当たる「the top tier」には合計24チームが参加。西地区と東地区の2グループに分かれ、各グループ12チームによるリーグ戦が行われることになるという。各クラブはグループ内の異なる8チームと対戦(ホームで4試合、アウェイで4試合)し、各グループ成績上位の8チーム(合計16チーム)がホーム・アンド・アウェイ方式で行われるラウンド16に進出。準々決勝、準決勝、決勝は集中会場にて開催され、試合形式はすべて一発勝負になるという。

 第2層に当たる「the second tier」には合計32チームが参加。各グループ4チームずつの合計8グループに分かれ、ホーム・アンド・アウェイによる総当たり戦が実施される。各グループの上位2チーム(合計16チーム)がトーナメントに進出し、セカンドレグ制によるラウンド16、準々決勝、準決勝を経て、一発勝負の決勝が行われる方式となっている。

 第3層に当たる「tier 3」には合計20チームが参加。各グループ4チームずつの合計5グループに分かれ、一発勝負による総当たり戦が行われる。成績上位の8チームがホーム・アンド・アウェイ方式で行われる準々決勝に進出し、同様の方式の準決勝を経て、一発勝負の決勝が行われるフォーマットとなっている。

 なお、「the top tier」の予選とプレーオフで敗退したチームには「the second tier」の出場権が与えられることになるという。同様に「the second tier」の予選とプレーオフで敗退したチームは「tier 3」への出場権が与えられる。

 また、今回の発表では外国籍選手の出場枠についても触れられており、2024-25シーズン以降は外国籍選手の登録枠を撤廃する提言がなされたことも明らかになっている。さらに、参加クラブに対する財政的分配を大幅に増やすことも検討されているという。

 今回提言された改革案のさらなる詳細については、決定し次第随時発表される見通しとなっている。なお、これらの改革案の決定には、AFC執行委員会の批准が必要となる。

By サッカーキング編集部

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