[写真]=Getty Images
東南アジアの王座を争うAFF三菱電機カップ、グループAの2試合が26日に行われ、連覇を目指すタイ代表とフィリピン代表が対戦した。
最多7度目の優勝を目指すタイ代表は、チャナティップ、スパチョークのJリーグ組をはじめとする複数の主力選手を招集することができず。ベストメンバーとは言えない陣容で今大会に臨むこととなったが、グループステージ初戦では格下のブルネイ代表に5ー0と快勝して順調なスタートを切った。
一方のフィリピン代表は、初戦で本田圭佑が実質的な監督を務めるカンボジア代表に2ー3と敗戦。第2戦ではブルネイ代表に勝利して1勝1敗としたが、グループステージ突破へ向けて負けられない状況での3戦目となった。
試合は開始直後に動いた。3分、ティーラトン・ブンマータンのフリーキックにティーラシン・デーンダーが頭で合わせ、タイ代表が元Jリーガーコンビのホットラインで先制。その後もボランチに入ったティーラトンを中心にタイ代表がボールを回しながら攻め続ける展開となり、41分にティーラシンがPKで2点目を決めてタイ代表は2ー0のリードで前半を終えた。
後半に入ってもタイ代表ペースの試合展開は変わらず、57分にティーラシンのクロスからアディサック・クライソーンが決めて3ー0。63分にも追加点を挙げたタイ代表が4ー0の快勝で2連勝を決めた。
5カ国ずつ2組に分かれて行われているグループステージは、各組上位2カ国が準決勝に進む。グループAは前回大会の決勝で対戦したタイ代表とインドネシア代表がともに開幕2連勝を飾っており、29日の次戦では準決勝進出を懸けて両国が直接対決する。
文=本多辰成