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東南アジアの王座を争うAFF三菱電機カップ・グループAの第4節が29日に行われ、連覇を目指すタイ代表とインドネシア代表が対戦した。
前回大会の決勝戦で対戦した両国は、今大会でもともに開幕から順当に2連勝を飾っている。タイ代表はブルネイ代表に5ー0、フィリピン代表に4ー0と2試合連続で快勝。インドネシア代表は初戦で本田圭佑が実質的な監督を務めるカンボジア代表に2ー1の辛勝だったが、続くブルネイ代表には7ー0と大勝。ともにグループリーグ3戦目となる一戦は、準決勝進出を懸けての激突となった。
試合はタイ代表が持ち前のボール回しで徐々にリズムをつくっていくが、インドネシア代表も機を見てカウンターからタイ代表ゴールに迫り、一進一退の攻防が続く。38分にはタイ代表のGKキティポン・プーテウチュアックのミスからインドネシアが決定的なチャンスを迎えたが、FWウィタン・スレイマンが無人のゴールへのシュートを外してスコアレスのまま前半を終えた。
後半に入って50分、インドネシア代表はDFアスナウィ・マンクアラムのシュートがタイ代表MFティーラトン・ブンマータンの腕に当たってPKを獲得。このPKをMFマーク・クロックが決めてインドネシア代表が先制した。タイ代表は62分にMFサンラワット・デーミットがレッドカードで退場となり苦しい展開となったが、79分にMFサーラット・ユーイェンの同点ゴールが決まって1ー1の引き分けに持ち込んだ。
グループ3位につけるカンボジア代表がブルネイ代表に5-1で勝利したため、グループAは3カ国が準決勝進出の可能性を残して最終節を迎える。最終節ではタイ代表とカンボジア代表が直接対決、インドネシア代表はフィリピン代表を相手に準決勝進出を懸けて戦う。
文=本多辰成
By サッカーキング編集部
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