シンガポール・プレミアリーグの首位を走るアルビレックス新潟シンガポール(アルビS)は前節、2位のタンピネスに6-3で勝利し、リーグ制覇に大きく前進。今節は敵地でゲイランインターナショナルFCと対戦した。
試合は13分、中盤でボールを失うとカウンターから相手FWの山谷侑士にボールを運ばれるも、川地功起と不破将生がしっかりと自陣に戻ってブロック。すると17分、右サイドで仕掛けた横川旦陽がファウルを受けてFKを獲得し、横山翔大の左足にファーサイドで川地がフリーで合わせるが、惜しくもポストに嫌われた。
24分、中央で受けた久乗聖亜が李忠成とのワンツーで相手のブロックをくぐり、ペナルティエリア外からシュートを放つがGKの正面。引いて守る相手に対してパスワークで突破を試みる。試合が動いたのは40分、相手のビルドアップにプレスをかけて小川開世がボールを奪うと、駒木秀人を経由して久乗へ。前を向いた久乗はボールを横に動かして相手の股を通す巧みなシュートで枠を捉えてゴール。停滞気味な前半の中で貴重な先制点を奪った。
1-0とリードして試合を折り返すと、後半開始とともにジュンキ・ケン・ヨシムラに代えて深代陸を投入。49分、左サイドで不破が倒されると、早いリスタートで深代へパス。深代からのパスで相手3枚を剥がすと、パスを受けた李のマイナスのクロスにファーサイドで駒木が合わせて追加点を奪うことに成功した。
59分には、ペナルティエリア内で4人を引きつけた深代が久乗へラストパス。久乗はアウトサイドのシュートでゴールへと流し込み3点目を奪った。67分、相手のカウンターによって、ボールを運ばれたが、センターバックの岸本駿朔がコースを限定してシュートを打たせ、最後はGKのハッサン・サニーがしっかりとセーブした。
78分、インナーラップをした横川旦陽がダイレクトでクロスを上げると、交代で入った小松慧がニアで潰れてファーサイドでフリーになっていた深代がしっかりと詰めてゴール。1分後の79分には、センターサークル付近で前を向いた小松慧がロングシュートを放つ。これはゴールポストにあたり、こぼれ球を拾った久乗が決めてハットトリックを達成した。
84分にセットプレーから失点を喫したが、アディショナルタイムに交代で入ったシャクティの精度の高いクロスに、再び久乗が頭で合わせて6点目。今季5試合目の出場となったシャクティはプロキャリア初アシストを記録した。
ダメ押しとなる6点目で試合を決定づけ、最終スコア6-1でアルビSが勝利を収めた。リーグも残り3試合で、消化試合が1試合多い2位との勝点は5差。11日に行われるアルビS対タンジョンパガーユナイテッドの試合で勝利すれば無条件で優勝が決定する状況だ。
【日時】
2023年8月3日(木) 19:45キックオフ
【対戦相手】
ゲイランインターナショナルFC
【会場】
アワタンピネスハブ
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:6
ゲイランインターナショナルFC: 1
■次節の予定
2023シンガポールプレミアリーグ MD25(アウェイ)
2023年8月11日(金) 19:45キックオフ
VS タンジョンパガーユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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