シンガポールプレミアリーグで首位を走るアルビレックス新潟シンガポール(アルビS)は11日、7位のタンジョンパガーユナイテッドFCと対戦した。
2023シーズンのリーグ優勝決定まであと1勝としているアルビSは、前節と同じメンバーが先発。アウェイゲーム扱いではあるものの、本拠地のジュロンイーストスタジアムで優勝を決めようと、選手たちはモチベーション高く試合に臨み、序盤からボールに激しくプレッシャーをかけていく。すると2分、早くも最初のチャンスが訪れる。横川旦陽が右の低い位置で受け、中央にロングフィード。このボールを久乗聖亜が胸トラップから右足でのシュートに持ち込むも、ボールはGKの正面を突いてしまった。
試合が動いたのは16分、ペナルティエリア内でボールを拾った横山翔大が不破将生へと繋ぎ、ダイレクトで駒木秀人へ。駒木はワンタッチで相手のマークを外して豪快に右足でゴール左上へシュートを叩き込み、アルビSが先制。駒木はシーズン7得点目を記録した。相手チームはこれ以上の失点を避けようと引き続き5バックを敷いて、自陣に引き込んでの守備を継続。42分には、川地功起の右足のロングフィードに横山が抜け出し、スペースに止めると、得意の左足で高速クロス。久乗がファーサイドでフリーだったが合わせることができず、追加点とはならなかった。
迎えた後半、開始と同時にジュンキ・ケン・ヨシムラに代えて、深代陸を投入。49分には、右サイドで受けた横山のくさびのパスを起点に、横川、久乗がフリックで相手を欺くと、李忠成が抜け出して相手GKと1対1の局面に持ち込むが、シュートは右に外れて得点とはならない。しかし52分、右サイドから横川が中央にクロスを上げると、李が頭で合わせ、待望の追加点を手にした。
その後、67分にFKを与えると、精度の高いボールにニアで合わせられて1点を返される展開に。それでも76分、相手の守備が緩んだ隙をつき、ペナルティエリア内で受けた横山がドリブルで1人剥がして中へクロス。ファーサイドから走り込んできた深代が落ち着いて決めて3-1と引き離した。さらなる追加点を狙うアルビSだったが82分、相手のミドルシュートのこぼれ球から一瞬の隙をつかれて失点。再び1点差に迫られた。
しかしアルビSはボールをキープしつつ、うまく時計の針を進めてタイムアップ。3-2で逃げ切り、2試合を残して2年連続6度目のリーグ優勝を決めた。本拠地のジュロンイーストスタジアムに集まったファンと優勝を喜び合ったが、リーグ戦は続き、次節は8月20日にアウェイでバレスティアカルサFCと対戦する。
【日時】
2023年8月11日(金)19:45キックオフ
【対戦相手】
タンジョンパガーユナイテッドFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:3
タンジョンパガーユナイテッドFC: 2
■次節の予定
2023シンガポールプレミアリーグ MD26(アウェイ)
2023年8月20日(日)18:00キックオフ
VS バレスティアカルサFC
@ビシャンスタジアム
By サッカーキング編集部
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