SPL開幕戦でファビーニョ(左)、ベンゼマ(中央)、カンテ(右)が先発 [写真]=Getty Images
サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)第1節が14日に行われ、アル・イテハドとアル・ラーイドが対戦した。
昨季のSPL王者であるアル・イテハドは、今夏のマーケットでレアル・マドリードからカリム・ベンゼマ、チェルシーからエンゴロ・カンテ、リヴァプールからファビーニョ、セルティックからジョタを獲得。SPL開幕戦であるアル・ラーイドとアウェイゲームに向け、ベンゼマ、カンテ、ファビーニョの3名がスタメン入り。ジョタはベンチからのスタートとなった。
試合は前半からアル・イテハドがボールを握って攻撃に出る時間が続くと、スコアレスで折り返した後半に均衡が破れる。58分、自陣中央でファビーニョがボールを奪うと、ルーズボールを引き取ったベンゼマは時間をかけずに左のスペースに流し入れる。走っていたアブデルラザク・ハムダラーがカットインから右足でシュートを叩き込み、アル・イテハドが先手を取った。
勢いに乗ったアル・イテハドは73分、左サイドでアーメド・バムサウードとのパス交換から左サイドを破ったイゴーリ・コロナドが右足で強烈な一撃を沈める。続く79分には左サイド高い位置でフリーキックを獲得。ジョタが右足で上げたボールは跳ね返されたものの、こぼれ球を拾ったカンテが右足一閃。地を這うようなミドルシュートはGKに弾かれたものの、こぼれ球をコロナドが押し込み、アル・イテハドが勝利を決定付けた。
後半アディショナルタイムにはベンゼマにチャンス。サレー・アル・アムリーとのワンツーでマダッラ・アル・オラヤンが右サイドを破り、マイナス方向へグラウンダーのボールを送ると、遅れてボックスに入ってきたベンゼマがダイレクトで合わせる。右足から放たれたシュートはGKアフマド・アル・ハルビの好セーブに阻まれた。
試合はこのままタイムアップ。昨季のリーグ王者が開幕戦で快勝を飾り、幸先の良いスタートを切った。なお、ベンゼマはフル出場を果たし、カンテは83分まで、ファビーニョは90分までプレー。ジョタは74分からピッチに立った。
次節は19日に行われ、アル・イテハドはホームでアル・タエーと、アル・ラーイドは敵地でアブハーと、それぞれ対戦する。
【スコア】
アル・ラーイド 0-3 アル・イテハド
【得点者】
0-1 59分 アブデルラザク・ハムダラー(アル・イテハド)
0-2 73分 イゴーリ・コロナド(アル・イテハド)
0-3 79分 イゴーリ・コロナド(アル・イテハド)
By サッカーキング編集部
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