韓国プロサッカー連盟より販売予定のトレーディングカード[写真提供=韓国プロサッカー連盟]
2023年シーズンのKリーグ1(1部)も全38節中28節が終了した。
上位では昨季王者・蔚山現代が、2位と勝ち点11差で首位を独走中。下位では名門・水原三星ブルーウィングスが2部降格の危機に瀕するなど、後半戦にかけてさらに白熱した順位争いが予想されている。
そんななか、9月から新たに販売開始となるKリーグ公式グッズがファンの間で注目を集めている。それが、Kリーグの公式トレーディングカードだ。
Kリーグを主管する韓国プロサッカー連盟は8月7日、トレーディングカード企業「パニーニ(PANINI)」との業務協約を締結し、同社を公式トレーディングカード及びステッカーメーカーに指定したことを発表した。
その始まりとして、9月1日より韓国全国のセブンイレブンとミニストップで、Kリーグの公式トレーディングカードが1パック2枚入り1000ウォン(約110円)で販売される。
カードは今季Kリーグ1全12チームの中から選手100人が収録され、ノーマルの「ベースカード」、レジェンド選手7人やKリーグ、各チームのエンブレムも含まれた「スペシャルカード」、直筆サイン入りで50枚限定と希少価値の高い「オートカード」で構成されている。
収録選手にはJリーグに縁ある選手も多い。
例えば、日本人選手ではザスパクサツ群馬、大宮アルディージャ、柏レイソルを経て今季に浦和レッズから蔚山現代に完全移籍した江坂任と、元京都サンガF.C.、SC相模原、群馬、アスルクラロ沼津の石田雅俊(大田ハナシチズン)の2人が収録されている。
韓国人の元Jリーガーでは、元FC東京、大宮、ガンバ大阪のキム・ヨングォン(蔚山現代)や元サガン鳥栖、鹿島アントラーズのチョン・スンヒョン(蔚山現代)、元セレッソ大阪、大分トリニータ、松本山雅FC、柏のキム・ボギョン(水原三星)など計15人を収録。レジェンド選手では、元ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)、柏のホン・ミョンボ、元大宮のイ・チョンス、元C大阪、柏のファン・ソンホンなどが含まれた。
さらに、9月末からはコレクター向けの限定版として、Kリーグ1全12チームの主要選手とKリーグ2(2部)の一部選手を含めた174種で構成された「プリズムベースセット」のほか、横浜F・マリノスや柏で活躍したユ・サンチョルなどレジェンド選手13種が収録された、追加生産のない完全限定版「プリズムレジェンドセット」が販売予定だという。
Kリーグ公式トレーディングカードへの韓国サッカーファンの関心度は高く、韓国セブンイレブンのモバイルアプリで行われた限定事前販売では400ボックス分が2時間で完売した。
連盟は購入者を対象に、サイン入りユニフォームやKリーグ公認球、年間表彰式の招待券が当たる抽選イベントを実施し、セブンイレブンも商品を一定金額以上購入時にトレーディングカードの割引を行うなど、ファンの購買意欲をそそる多彩なキャンペーンも開催されるとのこと。
9月下旬から始まるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージでは、横浜F・マリノスが仁川ユナイテッド、川崎フロンターレが蔚山現代、浦和レッズが浦項スティーラーズといったKリーグ勢と同組に入っている。
近年はコロナ禍の影響でグループステージの1カ国集中開催が続いたが、今季は例年通りホーム&アウェイ形式での開催となる。Kリーグ公式トレーディングカードはコンビニで気軽に購入できるだけに、韓国へアウェイ遠征に訪れた際には記念に一度買い求めてみてはいかがだろうか。
文=姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト