中国・杭州で開催中の「第19回アジア競技大会」に臨んでいるU-24韓国代表が早々にグループリーグ突破を決めた。
U-24韓国代表は9月21日、アジア競技大会のグループE第2節でタイに4-0で完勝。これで19日に9-0で大勝した第1節のクウェート戦に続いて2連勝を飾り、最終節を残してグループ首位での決勝トーナメント進出が確定した。
初戦から中1日で迎えたタイ戦で、チームを率いるファン・ソンホン監督は前節から先発を5人変更。それでも前半の内に4得点で大量リードを奪い、早々に勝敗を決定づけた。55分からはベガルタ仙台のDFキム・テヒョンも途中出場し、約35分間プレーした。
なお、タイ戦当日に杭州入りしたMFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)はベンチを外れ、スタンドで試合を観戦。試合前には、ファン監督とベンチで15分近く話し合う光景も見られた。
大量得点かつ無失点で2連勝を飾った韓国だが、大会を現地取材中の『スポーツソウル』によると、ファン監督は試合後会見で「決勝トーナメント進出は祝うべきことだが、金メダルを取るまでは満足できない」と強調。特に無得点の後半を「緩んだ部分があった」と指摘し、「第3節でもパフォーマンスを維持する必要がある。90分間通して緊張感を持ってプレーしなければならないことを強調したい」と伝えていた。
また、勝敗が順位に影響しない第3節は「決勝トーナメント1回戦を準備する段階として活用する」とコメント。合流したばかりのイ・ガンインについては、8月下旬に負った左太ももの怪我明けということもあり、「コンディションを確認しなければならない。今ここでイ・ガンインの出場について話すのは早い」と明言を避けた。
韓国は次戦、24日にバーレーンとのグループ最終節を戦う。27日に行われる決勝トーナメント1回戦では、北朝鮮やインドネシアらが属するグループFの2位と対戦する予定だ。