黒ユニを着用する蔚山現代のアーダーム・マルティン
3日に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2節では、川崎フロンターレがホームの等々力陸上競技場で韓国Kリーグ1(1部)王者の蔚山現代を迎え撃つ。
両チームの対戦は2021年の決勝トーナメント1回戦、昨季のグループステージに続き3大会連続。それ以前では2019年、2018年、2014年も同組に入っており、今回で実に6大会目の顔合わせとなる。
もはや、お互いにとって顔馴染みとも言える日韓対決だが、今季のACLに臨む蔚山には例年と大きく異なる要素がある。というのも、蔚山が今大会で着用するユニフォームはホームが黒色で、アウェイが白色。チームカラーでもある通常の青と黄色のホーム、白と水色のアウェイとは異なるデザインとなっているのだ。
実際、9月19日にホームの蔚山文殊サッカー競技場でBGパトゥム・ユナイテッド(タイ)に3-1で勝利した第1節でも、蔚山の選手たちは黒色のユニフォームを着用していた。
蔚山の今季ACL用ユニフォームは、ホームとアウェイのいずれも本来は国内リーグ戦で3rdユニフォームとして使用しているものになる。川崎FなどJリーグ勢はもちろん、海外の他クラブもACLで専用デザインのユニフォームを使用するのはよくあることだが、ホームユニフォームのカラー自体を変えてしまうのは珍しいケースと言っていいだろう。
韓国国内で屈指の人気を誇る蔚山は今シーズン、昨季の3倍近い枚数のユニフォームを準備したにもかかわらず、8月までに在庫がすべて売り切れたという。そのこともあってか、9月上旬の時点で来季2024年シーズンの新ユニフォームデザインを公開し、事前予約を開始するなど、異例のユニフォーム販売戦略を立てている。
チームを率いるホン・ミョンボ監督はじめ、MF江坂任やDFキム・ヨングォンなどJリーグに縁ある人物が多く所属している蔚山。等々力での一戦では白色のアウェイユニフォーム着用が見込まれるが、そのデザインにも注目してみてはいかがだろうか。
文=ピッチコミュニケーションズ
By サッカーキング編集部
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