サウジアラビアでの日々について言及したガブリ・ベイガ [写真]=Getty Images
アル・アハリに所属するU-21スペイン代表MFガブリ・ベイガが、サウジアラビアでの日々について言及した。12日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
スペインの名門セルタのカンテラ育ちであるベイガは、2023年1月11日に正式な形でトップチームへと昇格を果たすと、初年度から公式戦39試合出場11得点4アシストを記録。マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンなど多くのビッグクラブから注目を集める存在となったが、昨年8月にアル・アハリと3年契約を締結し、サウジアラビアへと渡った。
同紙のインタビューに応じたベイガは、「監督の意図を理解するのに、最初のうちは少し時間がかかった」とアル・アハリ加入当時を回想。「夏で気温が35度の時は、午後7時半か8時にトレーニングをしていた」とサウジアラビアでの日々を説明しながら、「暑さと湿気は物凄いが、今は家もあるし、恋人や家族、友人といった愛する人たちとも一緒にいられる。サウジではとても幸せだし、進歩もしている。もちろん、自分の力をもっともっと発揮できる」と充実ぶりを明かしている。
また、リーグ戦15試合の出場で4ゴール3アシストを記録した加入からの4カ月間については、「僕は正しいステップを踏んでいる」とコメント。「適応するのは簡単なことではないが、努力の積み重ねでいくつかの習慣を変えることができた。まだ先は長い」と述べつつ、「フィジカル的にはかなり改善する必要があり、僕たちはそれに取り組んでいる」と課題に向き合いながらトレーニングを続けていると主張した。
さらに、類稀な才能を持ちながら、若くしてサウジアラビアへの移籍を決断したことで、たびたび批判を受けることに対しては、「周囲から言われると余計に傷つく」と率直な思いを口に。一方で、「しかし、(古巣である)セルタの人間は僕が間違っているとは思っていない。彼らは僕をサポートしてくれるし、セルタを離れた僕の決断を理解してくれている」と告白しながら、「全員を喜ばせるためにここにいるわけじゃない。理解してもらえないなら、どうすればいいんだ!」と吐露。「お金のことで僕を批判する人がいるとしたら、それは僕のことを理解していない。僕はとにかく冷静なんだ」と批判を一蹴している。
By サッカーキング編集部
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