昨年夏にアル・イテハドへ加入したベンゼマ [写真]=Getty Images
アル・イテハドに所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、チームのトレーニングキャンプから除外されたようだ。14日、スペイン紙『マルカ』やイギリス紙『ミラー』が伝えている。
現在36歳のベンゼマは昨年夏に約14年間を過ごしたレアル・マドリードを退団し、2022-23シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグを制覇したアル・イテハドに完全移籍で加入した。“サウジアラビア王者”ではここまで公式戦通算20試合に出場し12ゴール5アシストをマーク。前線の主軸として活躍している同選手だが、ピッチ外の行動が原因でチーム活動から除外された可能性があるようだ。
今回の報道によると、モーリシャスで休暇を過ごしていたベンゼマはサイクロンの影響により、サウジアラビアへ帰国することができなかったとのこと。アル・イテハドは他の選手と同様の現地時間1月12日までにトップチームへ合流することを求めていたが、元フランス代表ストライカーはクラブ施設に姿を現さなかったという。
昨年11月に就任したマルセロ・ガジャルド監督はベンゼマの行動を問題視。現地時間14日から隣国アラブ首長国連邦のドバイで行われるトレーニングキャンプに同選手を招集しないことを決断したようだ。なお、ベンゼマは昨年末までに合計3度のトレーニングセッションを欠席していた模様。ガジャルド監督に同選手を特別扱いするつもりはなく、今月のトレーニングキャンプに途中参加する可能性も極めて低いようだ。
今シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグではここまで18試合を消化し、首位アル・ヒラルと暫定「23」ポイント差の7位に低迷しているアル・イテハド。後半戦での巻き返しに向けてベンゼマのさらなる活躍を期待したいところだが、今回の騒動がクラブと選手との関係性に何らかの悪影響を及ぼす可能性も否定できないだろう。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト