契約を延長したジェラード監督 [写真]=Getty Images
アル・イテファクは18日、スティーヴン・ジェラード監督と契約を延長したことを発表した。
現行契約は2025年6月30日までとなっていたが、契約期間を2年延長して、2027年6月30日までとなった。なお、2027年には契約を更新するオプションも付随していることが明らかになっている。
現在43歳のジェラード監督は、現役時代にリヴァプールで活躍。2018年夏から率いたレンジャーズでは、2020-21シーズンのスコティッシュ・プレミアシップ優勝を果たした。その実績をひっさげ、2021年11月にアストン・ヴィラの監督に就任したが、2022年10月に解任となった。
そして、2023年7月にアル・イテファクの指揮官に就任。昨夏の移籍市場ではイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム、フランス人FWムサ・デンベレ、ジャマイカ代表FWデマレイ・グレイらを獲得したものの、サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)では第19節終了時点で6勝7分け6敗で8位に位置している。
この成績から解任も噂されていたジェラード監督だが、ヘンダーソンのアヤックス移籍が発表された直後にアル・イテファクとの契約延長が発表された。契約を更新した同監督はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「これは私自身と家族にとって非常に喜ばしいことであり、多くの努力と献身性が認められたように感じる。私たちは最初から、この仕事は大きく、やりがいのあるものだと知っていた。新しい練習場や新しいスタジアムを段階的に建設したり、新しいインフラを整備する必要があった。しかし、多くのことが達成された」
「私と経営陣との関係は構築されながら向上し、強化されていっており、将来を本当に楽しみにしている。フットボールにおいて優先されるのは非常に短期的なことだ。しかし、重要なのは新会長のサマール氏が私と同じ時期に就任して、ビジョンを共有しているということだ。一夜にして解決できるものではないと誰もが知っている。しかし、クラブをどこまで到達させることができるかについては本当に楽しみにしている。私たちは特別なクラブを設立し、チームと周りにエリート文化を構築したいと考えている」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト