サウジアラビアについて語ったラポルテ [写真]=Getty Images
アル・ナスルに所属するスペイン代表DFアイメリク・ラポルテが、新天地であるサウジアラビアについて語った。20日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
昨年12月にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがアル・ナスルへと加入して以降、世界の名だたるトッププレーヤーたちが活躍の場を求めてサウジアラビアへと渡ったが、今冬にはイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがアル・イテファク加入からわずか半年でアヤックスに移籍した他、昨夏にアル・イテハドに移籍したフランス代表FWカリム・ベンゼマもサウジアラビア国外への移籍が噂されており、ヨーロッパの選手たちのサウジへの適応の難しさが取り沙汰されている。
そんななか、アル・ナスルで約半年間を過ごしたラポルテが同メディアのインタビューに応え、サウジアラビアについて語った。新天地での生活について尋ねられると、「ヨーロッパと比べると大きな違いがあるけれど、すべては適応できるかどうかだ。僕たちにとって簡単なことではないし、実際に満足していない選手も多い。僕たちは毎日この問題に取り組んでいるし、交渉を行っている。少しずつだけど改善しているよ」と不満を吐露した一方で、改善に向けて取り組んでいることを明かした。
さらに「彼らにとって、長いキャリアを持つヨーロッパの選手たちを抱えるのは新しいことだし、まだ慣れていない。彼らは僕たちの世話をしてくれるが、私の感覚としては十分ではない。つまり、ヨーロッパではより良いケアをしてくれているということだ」と続け、欧州との違いを説明した。
サウジアラビアに適応する難しさについて語ったラポルテだが、アル・ナスル退団の可能性について尋ねられると、「現段階でそのことについては考えていない」と否定した一方で、「この短期間で不満を抱えていれば、どうすればいいのだろうか。そのような時期はまだ来ていないけれど、このような状況が続けば、将来的にそのようになる可能性はある」と自身の胸中を明かした。
By サッカーキング編集部
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