タイ代表を決勝Tに導いた石井監督 [写真]=Getty Images
タイ代表の石井正忠監督が、代表チームの改善点について言及した。26日、アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えている。
タイ代表は、AFCアジアカップカタール2023でグループFを2位で通過。30日に行われる決勝トーナメントのラウンド16では、ウズベキスタン代表と対戦する。
AFC公式サイトは、昨年11月からタイ代表を率いている石井監督のコメントを紹介。決勝トーナメント進出を決めた指揮官は「今大会は一戦一戦と言い続けてきましたが、これからも一歩ずつ進んでいきたいです」と、謙虚な姿勢を見せた。
タイ代表は、グループステージ3試合を無失点で切り抜けた。この守備強度に匹敵するのは、同じくグループステージで無失点を貫いた開催国のカタール代表だけだ。一方、苦戦したのは攻撃面。タイ代表は3試合でわずか2得点とゴール欠乏症に苦しんでおり、これは決勝トーナメントに進出したチームの中で最も少ない得点数となる。
石井監督も「我々の攻撃面を徹底的に分析する必要があります」とし、改善に意欲を示した。
「これまでの3試合すべてで堅実な守備を見せましたが、攻撃的な試合が我々をどこに連れて行ってくれるのか見極める必要があります」
「次の対戦相手(ウズベキスタン代表)を分析し、どのように攻撃を仕掛けられるかを検討します」
現在56歳の石井監督は、現役時代に鹿島アントラーズやアビスパ福岡などで活躍。引退後は指導者の道に進み、日本では鹿島や大宮アルディージャを率いた。2019年12月には、タイ・リーグ1(タイ1部)のサムットプラーカーン・シティの監督に就任。以降はブリーラム・ユナイテッドでも指揮を執った後、昨年8月にタイ代表のテクニカルディレクターへと就任し、11月から監督を務めている。
By サッカーキング編集部
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