韓国が8強進出 [写真]=Getty Images
AFCアジアカップカタール2023決勝トーナメント1回戦、サウジアラビアvs韓国が30日に行われた。
グループFを2勝1分で首位通過したサウジアラビアに対し、韓国は苦しみながら1勝2分の2位でグループEを通過して決勝トーナメントにコマを進め、FIFAワールドカップカタール2022出場国同士が1回戦で対戦することになった。
サウジアラビアはサレム・アル・ドサリやモハメド・カンノといったワールドカップでも活躍した選手たちが先発。ホームのような大歓声を後押しに戦う。一方の韓国はグループステージでの4バックから一転、3バックを採用。サウジアラビアに合わせる形とし、最前線にはソン・フンミンが入った。
試合はサウジアラビアがボールを保持する展開。丁寧につなぎつつ、差し込むパスでチャンスをうかがう。韓国は急造感が否めないものの、ソン・フンミンやイ・ガンインの個の力でサウジアラビアゴールに迫る。
サウジアラビアは前半41分に決定機。左CKからニアサイドに飛び込んだサレー・アル・シェフリ、こぼれ球をアリ・ラジャミがともに頭で合わせたが、クロスバーに立て続けに阻まれた。前半はスコアレスで折り返す。
ハーフタイムにサウジアラビアは選手交代。トップに入るアル・シェフリに代えてアブドラ・ラディフを投入するとロベルト・マンチーニ監督の采配が的中する。左サイドのアイマン・ヤヒヤから前線にボールが出ると、アル・ドサリの落としをラディフが拾い、ファーストプレーでペナルティエリア内左から左足でファーサイドに流し込んだ。
韓国はファン・ヒチャン投入や、従来の4-2-3-1にシステムを代えて、終盤圧力を高めるが、サウジアラビアの集中した守備の壁は崩せず。このままタイムアップかと思われた90+9分、右サイドからのクロスボールをファーサイドでソル・ヨンウが頭で折り返すと、途中出場のチョ・ギュソンが押し込み、韓国が土壇場で同点として延長戦に突入となった。
消耗の激しい両者は延長前後半の30分間でも決着をつけるには至らず。決勝トーナメント1回戦2試合目のPK戦に突入する。PK戦ではサウジアラビア3人目、4人目のシュートを続けて韓国GKチョ・ヒョヌがストップ。韓国は4人全員が決めて、勝利した。
8強進出となった韓国は、2月2日に行われる中2日の準々決勝で、中4日で臨むことになるオーストラリアと対戦する。
【スコア】
サウジアラビア 1-1(PK:2-4) 韓国
By サッカーキング編集部
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