アル・ラーヤンに所属する谷口彰悟 [写真]=Getty Images
アル・ラーヤンに所属している日本代表DF谷口彰悟が、現地時間24日に行われたカタール・スターズリーグ第21節のアル・アハリ・ドーハ戦で、クラブ加入後初ゴールを記録した。
前節終了時点で13勝2分5敗と好成績を残し、首位を走るアル・サッドを勝ち点差「5」で追いかける2位のアル・ラーヤン。今節は9位のアル・アハリ・ドーハをホームに迎えた。開幕から全試合フル出場を続ける谷口は、この試合でも3バックの真ん中でスターティグメンバーに入っている。
試合は立ち上がりの11分、ボックス手前中央からの浮き球パスに抜け出したチュニジア代表FWナイム・スリティにボレーシュートを決められ、アル・ラーヤンとしては早々と1点を追いかける展開に。ホームで不覚を取る形となったが、前半途中の23分に日本代表DFがセットプレーで強さを示した。左コーナーキックを獲得したアル・ラーヤンは、ブラジル人FWガブリエル・ペレイラが左足でアウトスイングのボールを供給すると、これがニアサイドへ飛び込んだ谷口の頭にピタリ。高い打点のヘディングシュートで1点を返した。
谷口のゴールで試合は振り出しに戻ったものの、試合は1-1のまま終盤に突入する。だが、アル・ラーヤンは85分にPKを獲得すると、ブラジル人FWホジェル・ゲデスがゴール左下に沈めて逆転に成功。これで勢いに乗ったアル・ラーヤンは、続く88分には敵陣右サイドでのボール奪取から、ゲデスがボックス右深い位置までボールを持ち運び、折り返しを元スペイン代表FWロドリゴが押し込んでリードを広げる。後半アディショナルタイムには、ゴール前のこぼれ球に詰めた元モロッコ代表FWアクラフ・ベンシャルキのダメ押し弾でスコアを4-1とした。
試合はこのままタイムアップ。同時刻キックオフの他会場ではアル・サッドが勝利したため、両チームの勝ち点差は縮まらず、これでアル・サッドの優勝が決定。それでも、チームとしては来季のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場権を守り抜くべく、貴重な勝ち点「3」を積み上げて4連勝を記録した。
なお、谷口はこの試合もフル出場。2023年冬に川崎フロンターレからアル・ラーヤンに完全移籍加入した谷口にとって、加入2シーズン目で決めた嬉しい初ゴールとなった。
12チームが在籍するカタール・スターズリーグは、28日に行われる次節が2023-24シーズンの最終節だ。アル・ラーヤンはホームで、優勝を決めたアル・サッドと激突する。現在3位のアル・ガラファとは勝ち点で並んでおり、得失点差で「2」上回っている状況。来季のACLEグループステージに直接進出できるのは2チームとなっているため、王者が相手であっても5連勝を飾った上で、他会場の結果を待ちたいところだ。
【スコア】
アル・ラーヤン 4-1 アル・アハリ・ドーハ
【得点者】
0-1 11分 ナイム・スリティ(アル・アハリ・ドーハ)
1-1 23分 谷口彰悟(アル・ラーヤン)
2-1 85分 ホジェル・ゲデス(PK/アル・ラーヤン)
3-1 88分 ロドリゴ(アル・ラーヤン)
4-1 90+11分 アクラフ・ベンシャルキ(アル・ラーヤン)
By サッカーキング編集部
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