先制点を挙げた韓国代表MFイ・ジェソン
FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のグループB第3節が10日に行われ、ヨルダンのアンマン国際スタジアムでヨルダン代表と韓国代表が対戦した。
9月に幕をあけたアジア最終予選の2試合を終え、勝ち点4で並ぶ両チームの対戦。エースで主将でもあるFWソン・フンミン(トッテナム/イングランド)が負傷により今回の活動を欠場した韓国は、ソンが入っていた2列目中央の位置にMFイ・ジェソン(マインツ/ドイツ)を、最前線にはFWチュ・ミンギュ(蔚山)を配した。
立ち上がりはホームのヨルダンが圧力を強めていくが、時間の経過と共に韓国が主導権を握る展開に。しかし、23分にはファン・ヒチャンが接触プレーで足首付近を痛めてオム・チソンと交代。思わぬ形で貴重な戦力を失うことになった。
それでも38分、右サイドに流れたボールをゴールライン際で拾ったソル・ヨンウが左足でゴール前へ。フワリと上がったクロスにイ・ジェソンが頭で合わせ、韓国が先制。その後も韓国ペースで時間は経過し、1点をリードしたまま試合を折り返した。
迎えた後半の立ち上がり、またしても韓国をアクシデントが襲う。前半途中に投入されたオム・チソンが負傷によりMFペ・ジュンホと交代。同じタイミングでワントップのチョ・ミンギュをFWオ・ヒョンギュと入れ替えた。
1点を追うヨルダンも前に出る機会が増え、ややオープンな展開が増え始めた68分、再び試合が動く。中盤でのボール奪取から左足サイドでボールを受けたオ・ヒョンギュがカットインから右足を振り抜くと、ニアサイドを抜いたグラウンダーのシュートがネットを揺らし、韓国がリードを広げた。
結局、試合は0-2のまま終了となり、負傷者を出しながらも着実に得点を奪った韓国代表が勝ち点で並ぶライバルの敵地で白星を手し、グループBの首位に浮上。次戦、韓国は15日にホームでもう一つの“ライバル”イラク代表とホームで、一方のヨルダンは再びホームで2分けスタートのクウェート代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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