中国代表(写真はオーストラリア代表戦)
FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第4節が15日に行われ、中国代表とインドネシア代表が『青春サッカー場』で対戦した。
ホームの中国はここまで最終予選の3試合で2得点12失点の3連敗でグループC最下位に低迷している。一方、アウェイのインドネシアは、ポット6でグループCに入ったが、サウジアラビア代表、オーストラリア代表、バーレーン代表を相手に3試合連続の引き分けに持ち込み、手堅く勝ち点3を積み上げてきた。
立ち上がりから激しい球際の攻防が繰り広げられた試合は、21分に中国が均衡を破る。フリーキックのロングフィードをコ・ジュンイが競り勝つと、ゴールライン際でジャン・シェンロンが粘って折り返し、最後はベイヘラム・アブドゥウェリがゴールへ押し込んだ。中国が先制に成功する。
そして44分には、中盤の攻防からコ・ジュンイがスルーパス。チャン・ユーニンが最終ラインの裏へ抜け出すと、ゴール左隅へフィニッシュ。リードを2点に広げて前半を折り返した。
後半も拮抗した展開が続き、両チームの選手がヒートアップする場面もあったが、スコアは動かず時間が経過する。しかし、81分に得点が動いた。インドネシアがロングスローを入れると、中国のクリアがトム・ハイェの足元へこぼれ、ペナルティエリア内からシュート。これが相手に当たってゴールに吸い込まれ、インドネシアが1点差に迫った。
しかし、インドネシアの反撃もここまで。試合は2-1で終了。中国が今予選初勝利を飾り、インドネシアが初黒星となった。
11月シリーズでは、両チームと日本代表が対戦予定。中国は11月14日にバーレーンとアウェイ(バーレーン・ナショナル・スタジアム)で、同19日に日本とホーム(廈門白鷺体育場)で対戦する。一方、インドネシアは11月15日に日本とホーム(ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム)で、19日にサウジアラビアと再びホーム(同)で対戦する予定となっている。
【得点者】
1-0 21分 ベイヘラム・アブドゥウェリ(中国代表)
2-0 44分 チャン・ユーニン(中国代表)
2-1 81分 トム・ハイェ(インドネシア代表)
By サッカーキング編集部
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