同点弾を挙げたソン・フンミン(画像は前回のパレスチナ戦)[写真]=Getty Images
FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループB第6節が18日に行われ、パレスチナ代表と韓国代表が対戦した。
ここまで5試合を消化した最終予選で4勝1分を記録し、無敗を維持しながらグループB首位を独走する韓国。5連勝をかけて戦うのは、今予選の初戦で対戦し唯一白星を取り損ねた相手であるパレスチナだ。いまだ未勝利で最下位に沈む相手から、韓国は敵地で3ポイントを奪えるか。
試合は12分にホームのパレスチナがスコアを動かす。右サイドで得たスローインから空中戦が連続し、ボールを収めたキム・ミンジェがGKに向けてバックパス。しかし、ボールは勢いが足りずにプレスをかけたザイド・クンバーにカットされる。ターンで韓国GKチョ・ヒョヌのタイミングを外してシュートを放ち、パレスチナが先制に成功した。
一方の韓国も、直後の16分にゲームを振り出しへと戻す。最終ラインから繋いでボールを前進させ、敵陣左サイド深くで華麗なパスワークを披露。ソン・フンミンがヒールでライン際のイ・ミョンジェに流し、ボックス左角でボールを受けたイ・ジェソンが縦に走るソン・フンミンへスルーパスを出す。角度の小さい位置から放たれたシュートは、低く抑えられながら枠の右下にゴールイン。エースの一撃で韓国が同点に追いついた。
以降は韓国が攻勢を強め、後半に入ってもアウェイチーム優勢の流れは継続。対するパレスチナも、粘り強い守備で対応しながら鋭いカウンターで韓国のゴールを脅かす。
そんななか、81分に韓国が決定機を作り出す。ポゼッションで相手を押し込みつつ、中盤でボールを受けたファン・インボムがスルーパスを供給。一瞬の隙を見て浮き球のボールを蹴り入れると、反応したソン・フンミンが右サイドから斜めに駆け上がる。だが、トラップからネットを揺らしたものの、判定はオフサイド。韓国の逆転弾は取り消しとなった。
結局、そのまま試合は1-1で終了。前回対戦と同様に痛み分けとなった。次節は3月20日に行われ、パレスチナはアウェイでヨルダン代表と対戦。韓国はホームでオマーン代表と対戦する。
【グループB順位表】(試合数/勝ち点/得失点差)
1位:韓国代表(6/14/+7)
2位:ヨルダン代表(5/8/+4)
3位:イラク代表(5/8/+1)
4位:オマーン代表(5/6/-2)
5位:パレスチナ代表(6/3/-4)
6位:クウェート代表(5/3/-6)
By サッカーキング編集部
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