アル・ヒラルに所属するネイマール [写真]=Getty Images
アル・ヒラル(サウジアラビア)に所属するブラジル代表FWネイマールが、サウジ・プロフェッショナルリーグ(サウジアラビア1部)後半戦の登録から外れる模様だ。現地時間17日、ブラジルメディア『TNT Sports BR』をはじめとする各メディアが伝えている。
現在32歳のネイマールは、2023年8月にパリ・サンジェルマンからアル・ヒラルに完全移籍。大スターのアジア参戦に多くの人が驚き、熱狂した。しかし、度重なる負傷やコンディション不良により、ネイマールは在籍2シーズンで公式戦通算7試合の出場にとどまっており、個人成績も1ゴール3アシストと芳しくない。
『TNT Sports BR』は公式Xで、アル・ヒラルを率いるジョルジェ・ジェズス監督のコメントを紹介。ジェズス監督は現在もフィットネスの問題を抱えているネイマールについて問われると「簡単な状況ではない」と、アル・ヒラルの背番号「10」がいまだ回復の途上にあることを示唆。「彼は誰も疑う余地のない選手であり、ワールドクラスの選手だが…」と前置きしたうえで、「フィジカル的にはチームについていけていないのが現状だ」と語った。
また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、自身の公式Xで「ネイマールはサウジ・プロフェッショナルリーグの後半戦には登録されない」と、登録から外れることについて言及。なお、同氏はジェズス監督の「ネイは登録されないが、AFCチャンピオンズリーグエリートには参加できる」というコメントも紹介しており、あくまでネイマールが登録外となるのはリーグ戦となる模様だ。
ネイマールとアル・ヒラルの現行契約は今年6月30日まで。ジェズス監督は「移籍期限は(今月)31日までだが、引き取り手がいないのはクラブ首脳陣も理解している」と発言しており、新天地探しも難航しそうだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト