決勝ゴールを決めたアルダ(左) [写真左]=Getty Images
チャンピオンズリーグ・グループステージ第2節が1日にビセンテ・カルデロンで行われ、アトレティコ・マドリードとユヴェントスが対戦した。
昨シーズンのファイナリストでありスペイン王者でもあるアトレティコ・マドリードは、初戦のオリンピアコス戦を2-3で落とした。しかし、その後のリーグ戦では2勝1分と好結果を残している。昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝で退席処分を受け、初戦のオリンピアコス戦でベンチ入りできなかったディエゴ・シメオネ監督は、4日前に行われ4-0で勝利したセビージャ戦のスタメンからガビに代えてラウール・ガルシアを起用した。
一方、セリエAで3連覇中のイタリア王者ユヴェントスは、初戦のマルメ戦をカルロス・テベスの2ゴールで勝利。さらに、その後のリーグ戦で3連勝とシーズン開幕からの好調を維持している。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、4日前に行われ3-0で勝利したアタランタ戦のスタメンからアンジェロ・オグボンナに代えて負傷明けのマルティン・カセレスを起用した。
[4-3-3]の布陣を採用したアトレティコ・マドリードは立ち上がり、ユヴェントスにボールを持たせて高い位置から前線の3枚がボールホルダーに激しくプレスをかけることで、流れを引き寄せにかかる。互いにアタッキングサードに入れず、シュートの少ない序盤戦を過ぎると、時間の経過とともにアトレティコ・マドリードが自陣に引き、ユヴェントスがポゼッションを高めていった。
前半の半ばを迎えても中盤の攻防が続くと、アトレティコ・マドリードが25分に最初の決定機をつかむ。アルトゥーロ・ビダルからボールを奪取したマリオ・マンジュキッチがGKジャンルイジ・ブッフォンを強襲するシュートを放った。その後も守備ブロックを自陣に形成するアトレティコ・マドリードがユヴェントスにボールを持たせる流れで推移し、シュートを打たせない。
33分にユヴェントスはようやくポール・ポグバがボックス手前からコントロールシュートを放ったものの、枠を捉えきれなかった。その後もボールこそ持ったユヴェントスだったが、アトレティコ・マドリードの守備網を上回るような攻撃は繰り出せずに前半をゴールレスで終えた。
後半もユヴェントスにボールを持たせたアトレティコ・マドリードは、53分にサウール・ニゲスに代えてアントワーヌ・グリエスマンを左サイドに投入し、攻勢を強める。すると58分、アトレティコ・マドリードがゴールに迫る。アルダ・トゥランがボックス右からグラウンダーのクロスを入れると、ボックス内のカセレスの手に当たったが、主審はPKを取らなかった。
後半の半ばにかけてもしっかりとした守備でユヴェントスに対応したアトレティコ・マドリードは、75分に均衡を破る。右サイドからフアンフランが上げたクロスに対し、ステファン・リヒトシュタイナーのマークに遭いながらもアルダがうまく左足で合わせたシュートがゴール左に吸い込まれた。
失点を受けてカセレスに代えてロベルト・ペレイラを投入したユヴェントスは、4バックに変更。すると80分、右サイドをリヒトシュタイナーが突破してクロスを上げると、ラウール・ガルシアのクリアボールがアトレティコ・マドリードのゴールへ向かったが、わずかに枠を逸れた。
ここまで枠内シュート0本のユヴェントスはビダルに代えてアルバロ・モラタ、リヒトシュタイナーに代えてセバスティアン・ジョヴィンコとアタッカーを投入していったのに対し、アトレティコ・マドリードはマンジュキッチに代えてマリオ・スアレス、アルダに代えてギリェルメ・シケイラを投入し守備を固めていった。そして追加タイム4分を危なげなく逃げ切ったアトレティコ・マドリードが1-0で勝利。今シーズンのチャンピオンズリーグで初白星を挙げた。
(記事/超ワールドサッカー)
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-0 ユヴェントス
【得点者】
1-0 75分 アルダ・トゥラン(アトレティコ・マドリード)
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