5人目のキッカーを務めた熊谷(左)がPKを成功させ、リヨンが女子CLを制した [写真]=Getty Images
女子チャンピオンズリーグ決勝戦が26日に行われ、ヴォルフスブルクとなでしこジャパンDF熊谷紗希が所属するリヨンが対戦した。
試合は、開始早々にリヨンが先制点を奪う。12分、ポーリーン・ブレマンが右サイドを突破しエリア内へパスを送ると、これに反応したアダ・ヘガーベルクがネットを揺らした。得点ランキングトップのエースストライカーが大会13点目となる先制ゴールをもぎ取っている。
その後もリヨンペースで試合が進むも、得点を奪うことはできず試合は終盤へ。タイムアップが間近となった88分、ヴォルフスブルクがチャンスを迎える。左サイドからイサベル・ケルスコウスキがクロスを供給。これをアレックス・ポップが相手DFと競り合いながら頭で押し込み、試合は土壇場で振り出しに戻った。
延長戦に突入したものの、両者ゴールネットを揺らすことはできず同点で試合は終了。タイトルの行方はPK戦に委ねられた。
リヨンは1人目のヘガーベルクが失敗。対してヴォルフスブルクも4人目のニラ・フィッシャーと5人目のエリーズ・ブサグリアが外した。3-3となり、決めれば優勝の場面でリヨンのキッカーを務めたのは熊谷。キーパーの動きを見て冷静に逆をつき、ゴールネットを揺らした。
PK戦を制したリヨンはこれで3度目のチャンピオンズリーグ優勝。なお、フル出場した熊谷はUEFAが選出するプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されている。
By サッカーキング編集部
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