レスターが逆転でベスト8進出を決めた [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグが14日に行われ、日本代表FW岡崎慎司の所属するレスターとセビージャが対戦した。岡崎は3試合連続で先発出場となった。
クラブ史上初のCLを戦うレスターは、敵地でのファーストレグで1-2の敗戦を喫した。だが、同試合後の指揮官交代により昨シーズンの姿を取り戻し、プレミアリーグでも2連勝と調子は上向きになった。さらに第1戦ではアウェイゴールを奪っての1点差と、逆転突破の可能性は大いにある。岡崎に加え、ジェイミー・ヴァーディ、リヤド・マフレズ、ダニー・ドリンクウォーターらが先発出場となった。
一方のセビージャは、3位につけるリーガ・エスパニョーラで下位クラブ相手に2試合連続ドローと調子を落としている。さらにレスターが中9日に対して、セビージャは中2日とコンディション面でも厳しい戦いが強いられる。先発には、サミル・ナスリ、スティーヴン・エンゾンジ、ビトーロらが名を連ねた。
試合はレスターが先制に成功した。27分、マフレズが左サイドからのFKで中央にクロスを入れると、ファーサイドで競り合ったウェズ・モーガンの体に当たり、ゴール右隅に吸い込まれた。レスターが2戦合計2-2として前半を折り返す。
このままだとアウェイゴール差で敗退となるセビージャは、パブロ・サラビアとガブリエル・メルカドを下げて、ステヴァン・ヨヴェティッチとマリアーノ・フェレイラを投入し、後半を迎えた。だが、先にゴールを奪ったのはレスターだった。54分、右サイドのマフレズからのクロスは、相手DFに弾き返されるが、セカンドボールを拾ったマーク・オルブライトンがエリア内中央で左足を振り抜き、シュートをゴール右に突き刺した。
リードを2点に広げたレスターは64分、攻守に渡って貢献した岡崎を下げ、イスラム・スリマニを送り出す。74分、ヴァーディとナスリがファールをきっかけに衝突。両者にイエローカードが提示され、2枚目となったナスリは退場となった。
数的不利となったセビージャは78分、味方のスルーパスにビトーロがエリア内右へ抜け出すと、飛び出したGKの目の前でループシュート。これは戻ったロベルト・フートが蹴り出すが、GKシュマイケルのファールがあったとして、セビージャにPKが与えられる。80分、キッカーを務めたエンゾンジはゴール右を狙うが、これを読んでいたGKシュマイケルが第1戦に続く好セーブでピンチを凌いだ。
攻勢に出るセビージャだが、レスターはカウンターからチャンス。88分、エリア内右でパスを受けたヴァーディが、フリーで右足を振り抜くが、シュートはクロスバー上に大きく外れた。試合はこのままタイムアップを迎え、レスターが2-0で勝利。2試合合計3-2とし、逆転でベスト8進出を決めた。
By サッカーキング編集部
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