レスターのCLベスト8進出を見届けたカンテ(右から2番目)[写真]=Leicester City FC via Getty Images
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグが14日に行われ、ホームにセビージャを迎えたレスターは2-0で勝利。ファーストレグでの1-2のスコアをひっくり返し、逆転でベスト8進出を決めた。同試合では、昨シーズンまでレスターでプレーし、現在はチェルシーに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテが観戦に訪れていたようだ。イギリス紙『デイリーメール』が報じている。
昨年夏に3200万ポンドの移籍金でレスターからチェルシーへ移籍したカンテ。初の古巣対決となった今年1月のプレミアリーグ第21節では、レスターのファンからブーイングを浴びせられた同選手だが、クラブへの愛着は失われていなかったようだ。
同紙によると、カンテは人目を忍ぶようにスタンドから試合を観戦。ファンと変わらぬ声援を送っていたという。そして、試合終了のホイッスルが鳴ると、満面の笑みを浮かべて友人たちと喜びを共有。その姿がテレビ画面に映し出されると、イギリスメディア『BTスポーツ』で試合の解説を務めていたアイルランド代表のマーティン・オニール監督は「ユダ(裏切り者)だ!」とジョークを飛ばしたが、同席していたレスターOBのギャリー・リネカー氏は「昨シーズンの優勝の立役者を批判することはできない」と感慨深げに語ったそうだ。
13日に行われたマンチェスター・UとのFAカップ準々決勝では、チェルシーをベスト4に導く決勝点を決めたカンテ。古巣レスターの逆転劇と合わせて、二重の喜びとなったことだろう。
(記事/Footmedia)
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