トリノのサン・カルロ広場(写真は2年前にCL決勝でパブリック・ビューイングを行った時の様子) [写真]=Pacific Press/LightRocket via Getty Images
3日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝、ユヴェントス対レアル・マドリード戦のパブリックビューイング(PV)会場となっていたイタリア・トリノのサン・カルロ広場で起きた騒動で、600人以上の負傷者が出た模様だ。イタリアメディア『ANSA通信』が報じている。
21年ぶりのCL制覇を目指すユヴェントスを応援すべく、多くのファンがトリノのPV会場に集結したが、思わぬ悲劇が起きてしまった。騒動が発生したのは64分にレアル・マドリードが決定的な3点目を奪った直後とのこと。突然、観衆がその場から離れようと押し合いになり、会場に設置されていたバリケードなどがなぎ倒され、広場にある地下駐車場への手すりが壊れるなど、大混乱に陥ったとみられている。
同メディアによると、爆竹の音が騒動を引き起こした原因のようで、さらに何者かが「爆弾が爆発した」と叫んだことで誤った情報が流れ、パニックが大きくなったと伝えられている。
当初は負傷者の数は40名ほどと伝えられていたが、『ANSA通信』はその後、600名を超える人々が負傷したと報道。頭部や胸を負傷した少年が重体であるとも伝えている。
また、警察は家族や友人の捜索をサポートするため、サン・カルロ広場に情報収集の拠点を置くと発表している。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト