今季は不調に陥っているレアル・マドリード。チームの問題点とは? [写真]=Getty Images
レアル・マドリードは3日に行われたリーガ・エスパニョーラ第22節でレバンテと対戦し、2-2で引き分けた。第20節デポルティーボ戦は7-1、第21節バレンシア戦は4-1と、大量得点を挙げて連勝を飾っていたが、昇格組相手に2度のリードを追いつかれてドロー。14日にパリ・サンジェルマン(PSG)とのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグを控えるなか、スペイン紙『アス』がチームの問題点を5つ挙げた。
■自陣への拙い後退
レバンテ戦で再び明らかになったのは、相手のカウンター攻撃に対する対応の拙さだった。今シーズン開幕当初から続いている問題であり、レバンテ戦でも無秩序な組織を露呈。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス人FWカリム・ベンゼマ、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの“BBC”トリオが同時先発したものの、彼らの守備意識の低さによってチームの問題点はいつも以上に明白だった。
ジネディーヌ・ジダン監督は終了間際の失点が不要だったと強調したが、レアル・マドリードの選手たちの戻りが遅く、さらに選手間での意思統一が見られないこともあって、さらに失点を重ねても不思議ではなかった。レバンテが奪った2ゴールは、いずれもカウンターから。PSGにはブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、ウルグアイ代表FWエディソン・カバーニとスピード豊かなアタッカーが揃っており、守備の意識の低さは致命傷になりかねない。
■ボールを失った後のプレスなし
レアル・マドリードは試合開始当初、ゲームを支配していたし、自信をもってプレーしていた。しかし、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが先制ゴールを挙げたあと、集中が切れ、チームの秩序は失われた。
この試合でボールを奪われた回数は、スペイン代表DFダニエル・カルバハルが19回、ブラジル代表DFマルセロが15回と、両サイドバックがトップ2を占めた(3位はドイツ代表MFトニ・クロースで10回)。さらに、ボールを失った後に奪い返す動きも見られなかった。これは今シーズンのレアル・マドリードに欠けている要素だ。
例えば、エルネスト・バルベルデ新監督が率いるバルセロナは試合中、この動きを繰り返す。レアル・マドリードはボールを奪われると、スイッチを切ったかのように動きを止める。特にマルセロはオーバーラップをした後、背後のスペースを全く気にすることなく、ポジションを取り直すことがほとんどなかった。PSG戦でまともに戦いたかったら、ジダン監督はこの点を修正すべきだろう。
■効率の無さと得点力不足
昨シーズンはほとんど話題にも上らなかったが、今シーズンは最大の武器であるはずの攻撃に問題を抱えている。レアル・マドリードはレバンテ戦で23本のシュートを放ったが、ゴールの枠内に飛んだのは9本。そして奪ったゴールは2つだけだった。“BBC”が同時に先発していたのだから、良い数字だとは言えない。
C・ロナウドは7本、ベンゼマは2本のシュートを放ったが、ベイルは66分に途中交代するまでシュートを1本も打たず。そして彼らはゴールを奪えなかった。PSG戦まで約10日に迫った今もなお、“BBC”に爆発力が見られないのはファンにとっては悩みの種である。
■試合の終わらせ方
66分にベイルに代えてイスコを投入。システムを4-3-3から4-4-2に変更すると、レアル・マドリードは秩序を取り戻し、再び試合をコントロールするようになった。そしてイスコが勝ち越しゴールを決めたが、その後再び同点ゴールを許して2ポイントを失った。
「時間をうまく使わないといけない。残り5分で同点に追いつかれてはいけない」
S・ラモスは試合後に不満をもらしたが、これはレバンテ戦に限った話ではない。第5節のベティス戦では、後半アディショナルタイムに失点を許してホームで0-1の敗戦。第19節のビジャレアル戦でも、87分にゴールを与えて0-1で敗れた。今のチームは試合終盤に勝ち点を取りこぼすというよりも、試合を落としている。
■チームは15人構成
昨シーズンのレアル・マドリードは豊富な戦力を有し、さらに試合の主役となれるメンバーが揃っていた。指揮官も選手をうまくローテーションさせていた。しかし、今シーズンはいわゆる“セカンド・ユニット(控え組)”が機能していない。特にスペイン代表FWアルバロ・モラタ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ポルトガル代表DFペペの退団はチームの弱体化を招き、ジダン監督も控え選手を頼らなくなった。
指揮官の控え組に対する信頼の欠如は、彼らのプレーにも影響を与えている。そのため、レベルの高い試合を迎えると、ジダン監督は決まって不動のレギュラーを頼り、出番を与えるとしてもスペイン代表MFマルコ・アセンシオ、同代表FWルーカス・バスケス、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチ(そして“BBC”が復活したことで、スペイン代表MFイスコも同列の扱いになりつつある)らに限定されている。PSGのような相手とのCLを戦うのは、戦力面でも、メンタル面でも弱体化したチームだと言える。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia