CL準々決勝セカンドレグが16日と17日に行われる [写真]=Getty Images
2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)も残すところ9試合。16日と17日に行われる準々決勝セカンドレグが終われば、ベスト4が出揃う。果たして、欧州トップ4に名乗りを挙げるのはどのクラブか。
今回は、サッカーのデータ専門家として知られる「ミスター・チップ」ことアレクシス・マルティン・タマヨ氏や大手メディア『ESPN』のデータをもとに、各クラブのベスト4進出の可能性を紹介する。
なお、同大会で2戦合計のスコアが同点だった場合にアウェイゴールが2倍となる現行ルールが採用されたのは1967-68シーズンからのこと。それ以前は、2試合を終えて同点だった場合、中立地で再試合が行われていた。
■ユヴェントス対アヤックス
第1戦の結果:アヤックスのホームで1-1のドロー
アヤックスの本拠地ヨハン・クライフ・アレーナで行われた一戦は、互いに譲らずドロー。ただし、アウェイゴールを手にしたユヴェントスがわずかに有利な状況と言える。過去のデータを紐解くと、ユヴェントスがアウェイでのファーストレグで引き分け、あるいは勝利を手にしたのは61試合あるが、うち次のラウンドに勝ち進めなかったのは2度だけだという。
直近のケースは、1998-99シーズンのCL準決勝。ユヴェントスはマンチェスター・Uの敵地で迎えたファーストレグを1-1で折り返したものの、ホームでのセカンドレグを2-3で落とし、ベスト4敗退を余儀なくされた。なおセカンドレグでは、開始11分までに2点を先取。勝ち抜けは確実かと思われたが、マンチェスター・Uにまさかの大逆転を許してしまった。
これまで97%の高確率で次ラウンド進出を達成してきたとはいえ、油断は禁物だ。
■バルセロナ対マンチェスター・U
第1戦の結果:バルセロナがアウェイで1-0と先勝
2010-11シーズンのCL決勝以来の対戦となった両チーム。9日に行われたファーストレグでは、バルセロナが1-0の完封勝利を収めた。同クラブにとっては、マンチェスター・Uの本拠地オールド・トラッフォードでの公式戦初白星。記念すべき1勝だった。
アウェイゴールを手にし、なおかつ無失点でファーストレグを終えているため、有利な立場にあるのはもちろんバルセロナだろう。過去を遡っても、CLの舞台で、敵地でのファーストレグを1-0で勝利した場合、89%の確率で次ラウンドへの勝ち抜けに成功しているという。
とはいえ、セカンドレグの舞台は「カンプ・ノウ」。20年前に行われたCL決勝では、マンチェスター・Uがバイエルンを相手に後半アディショナルタイムの2ゴールで大逆転優勝を遂げた。奇跡を完遂させた決勝ゴールを奪ったのが、現指揮官のオーレ・グンナー・スールシャールなのだから、期待しない方が無理というものだろう。
なお、一発勝負となったCL決勝ではバルセロナに2度敗れているマンチェスター・Uだが、ホーム&アウェイ方式による対戦では、過去2度の顔合わせでいずれも突破を果たしている(1983-84シーズンのカップ・ウィナーズカップ、2007-08シーズンのCL準決勝)。
今回はどんな名勝負が繰り広げられるのか、ファンならずとも楽しみだ。
■ポルト対リヴァプール
第1戦の結果:リヴァプールがホームで2-0と先勝
準々決勝ファーストレグで、最も点差が開いたのがこのカードだった。本拠地アンフィールドにポルトを迎えたリヴァプールは2-0と完封勝利。2年連続のベスト4進出へ王手をかけた。
過去のデータを紐解くと、リヴァプールの突破の確率は100%となっている。欧州カップ戦を舞台にホームで2-0と先勝した試合は過去に7回あるが、すべてのケースで次ラウンド進出を達成しているという。一方、ポルトは欧州カップ戦のファーストレグを0-2と落とした場合、過去4試合ともに同ラウンドでの敗退を余儀なくされているようだ。
圧倒的不利な状況にあるポルトとしては、ホームアドバンテージを生かしたいところだろう。今季のCLは、ホーム4戦全勝。11得点3失点と好成績を収めている。さらに、欧州カップ戦でイングランド勢を相手にしたホームゲームは、8勝6分け4敗と勝ち越している。地元ファンの声援を後押しにして、逆転勝利となるか。
■マンチェスター・C対トッテナム
第1戦の結果:トッテナムがホームで1-0と先勝
新スタジアム「トッテナム・ホットスパー・スタジアム」でのCL初ゲームとなったファーストレグは、ホームチームが1-0で先勝。注目の同国対決で先手をとった。しかし、勝利の代償は大きく、この試合で足首を負傷したイングランド代表FWハリー・ケインはセカンドレグの欠場が決定的となっている。
それでも、過去のデータではトッテナムが優勢のようだ。同クラブは欧州カップ戦の決勝ラウンドで先勝した場合、最近9回連続で次ラウンドへの進出を達成。対するマンチェスター・Cは、CLのファーストレグを落とした直近3回連続で、大会からの敗退を余儀なくされている。
もっとも、マンチェスター・Cはホームで滅法強く、本拠地シティー・オブ・マンチェスターでは公式戦11連勝中。またジョゼップ・グアルディオラ監督も、CL準々決勝のホームゲームは過去8戦して7勝(1敗)と圧倒的な成績を誇る。
いずれにせよ、互いの手の内を知り尽くしているだけに、勝敗を分けるのはディティールの部分になるだろう。意地とプライドがぶつかりあうガチンコ勝負を見逃すな。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia