リヴァプールを率いるクロップ監督 [写真]=Getty Images
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップが、アトレティコ・マドリードの戦術に苦言を呈した。12日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦・セカンドレグが11日に行われ、リヴァプールはホームでアトレティコ・マドリードと対戦。ファーストレグを0-1で落としていたリヴァプールだが、43分にジョルジニオ・ワイナルドゥムのゴールで2戦合計で追いつき試合は延長戦に。94分にロベルト・フィルミーノのゴールでリードしたものの、97分にGKアドリアンのミスから失点すると、その後2点を奪われ、2戦合計2-4で敗退した。
試合後クロップ監督は「今日許したすべてのゴールは決められるべきものではなかった。今夜こんな結果となってしまったことを説明することは難しい」と悔しさを口にした。
「彼らのようなクオリティを持つチームがあのようなプレーを選択した理由がわからない。彼らはより良いプレーができるはずなのに、自陣深くまで引き、カウンター攻撃だけに備えていた。私は自分が本当にバッドルーザーであることを理解している。特に選手たちは4人が2列に並んで守るワールドクラスの選手たちを相手に懸命に努力したと思う。正直言って、今夜は気分が悪いね」
また、延長前半にリードしていた状況でGKアドリアンのミスキックから失点した場面について、クロップ監督はあのプレーが大きな影響を与えたことを認めた。
「2点目を決めた直後に彼らの最初の得点が生まれた。あのパスは本当にいただけないものだった。アドリアンは最高な男だが、あの瞬間は間違った判断をした。失点をするということは通常そこまで大きな影響を与えない。でも、あの瞬間のゴールは完全に勢いを変えてしまった。あの前までマドリードは少し戸惑っていた。それでも、あのゴールで、我々は少し硬くなり、彼らは少し足が軽くなった。そしてその後2得点を決められてしまった」
失点に繋がるミスをしたアドリアンには批判が集中している。しかし、クロップ監督は過度な批判はするべきではないことを強調した。
「彼は分かっているよ。我々は彼を二度も批判したりはしない。常に敬意を表さないとダメだよ。彼はここに来てから多くのセーブをしてきた。スーパーなパフォーマンスを見せてきた。今回は失点に繋がってしまったが、そういう時もある」
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By サッカーキング編集部
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