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欧州スーパーリーグ(ESL)参加を表明したレアル・マドリード、マンチェスター・C、チェルシーの3チームが今シーズンのチャンピオンズリーグから追放される可能性があるようだ。
同3チームを含む欧州の12のビッグクラブは18日、既存のチャンピオンズリーグ(CL)に対抗する形で、欧州スーパーリーグの創設を表明した。これに対し、CLなど欧州の大会を主催するUEFA(欧州サッカー連盟)は「少数のクラブの私利私欲に基づいたプロジェクト」と批判して猛反発。各国協会との共同声明で「ESLに参加するクラブは国内、欧州、世界のあらゆる大会への出場が禁止され、所属選手は代表チームへの出場機会を失う可能性があります」と強硬措置を示唆していた。
UEFAは早くもその強硬措置を取る可能性があるようだ。UEFAの執行委員を務めるデンマークサッカー協会(DBU)のイェスパー・メラー会長は19日、デンマークメディア『DR Sports』に対し、「金曜日(23日)にUEFAの臨時委員会が1回開かれるはずだ。そこで(ESL参加の)12クラブは追放されるだろう」と発言。
今季のCLについては、「(レアル・マドリード、マンチェスター・C、チェルシーの)3クラブは追い出されるだろう。金曜日にはそうなるはずだ。その後、CLをどう終えるか考えなければいけない」とコメントし、CL準決勝進出の3チームが排除される可能性を明かした。
今シーズンのチャンピオンズリーグはベスト4が決まっており、ESL参加のレアル・マドリード、マンチェスター・C、チェルシーに加え、ESL不参加のパリ・サンジェルマン(PSG)が進出した。準決勝ファーストレグは、27日にレアル・マドリード対チェルシー、28日にPSG対マンチェスター・Cが行われる予定となっている。
また、ヨーロッパリーグでは、ESL参加のマンチェスター・Uとアーセナルがベスト4に進出している。29日に行われる準決勝で、マンチェスター・Uはローマと、アーセナルはビジャレアルと対戦する予定。だが、CLと同様であれば、マンチェスター・Uとアーセナルにも大会追放の可能性があるようだ。
By サッカーキング編集部
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