マンC、敵地でドローもGS首位通過決定…ドルトムントも2位で決勝Tへ

　チャンピオンズリーグ（CL）・グループG第5節が25日に行われ、ドルトムント（ドイツ）とマンチェスター・C（イングランド）が対戦した。

　今季のCLではマンチェスター・Cに次ぐ2番手として順当に勝ち点を積み上げてきたドルトムント。開幕戦のコペンハーゲン（デンマーク）戦を3－0と快勝で終えたが、続く敵地でのマンチェスター・C戦では1－2と惜敗を喫した。セビージャ（スペイン）との連戦は1勝1分としっかり勝ち先行で終えており、この試合を引き分け以上で終えると無条件で2位以上が確定する。一方、マンチェスター・Cは3連勝と好スタートを切った後、前節のコペンハーゲン戦をスコアレスドローで終え、早々と決勝トーナメント進出を確定させた。それでも、首位通過を確実なものとするために、今節は落とせない一戦となる。

　ドルトムントは直近のブンデスリーガ第11節シュトゥットガルト戦（◯5－0）からスターティングメンバーを2名変更。同試合は途中出場だったエムレ・ジャン、トルガン・アザールが先発に復帰した。一方、マンチェスター・Cは22日に行われたホームのブライトン戦（◯3－1）から先発6名を入れ替え。フリアン・アルバレス、フィル・フォーデン、イルカイ・ギュンドアンらが起用された。“古巣対戦”のアーリング・ハーランドも先発に名を連ねている。

　この日最初のチャンスを作ったのはドルトムント。15分、ニクラス・ズーレのパスからカリム・アデイェミが右サイドを抜け出すと、そのままフィニッシュまで持ち込む。左足から放たれたシュートは、この日が今季初出場となるGKシュテファン・オルテガ・モレノに防がれる。36分には再びアデイェミが右サイドを抜け出すと、中央への折り返しをユスファ・ムココが合わせる。左足で狙ったシュートは枠を外れた。前半はこのままスコアレスで終了している。

　後半に入るとマンチェスター・Cにビッグチャンスが到来する。左サイドからの折り返しを受けたリヤド・マフレズがボックス内で仕掛けると、相手に倒されてPKを獲得する。マフレズ自身がPKキッカーを務めたものの、シュートはGKグレゴール・コベルに阻まれた。

　マンチェスター・Cは試合のペースを離さず、前半とは変わって多くのチャンスを作り出したものの、得点には結び付けられず。試合はこのままタイムアップを迎え、スコアレスドローで終了した。この結果、ドルトムントは決勝トーナメント進出が決定。一方、マンチェスター・Cは首位でグループステージを終えることが確定している。

　次節は11月2日に行われ、ドルトムントは敵地でコペンハーゲンと対戦する。一方、マンチェスター・Cはホームにセビージャを迎える予定だ。

【スコア】
ドルトムント　0－0　マンチェスター・C

【得点者】
なし