不名誉な記録を残したラ・リーガ勢 [写真]=Getty Images
ラ・リーガ勢が、2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で不名誉な記録を残したようだ。27日、データサイト『Opta』が報じている。
今シーズンのCLに参戦したラ・リーガ勢は、昨シーズンのラ・リーガ王者にしてCL王者のレアル・マドリード、“名門復権”を掲げて今夏の移籍市場で大型補強を敢行したバルセロナ、ディエゴ・シメオネ政権12年目となるアトレティコ・マドリード、ラ・リーガ最少失点数を誇るセビージャの4クラブ。CL・グループステージ開幕節ではセビージャを除く3クラブが白星スタートを飾り、ラ・リーガ勢は幸先の良いスタートを切ったかのように見えた。
しかしながら第2節以降、レアル・マドリードが勝ち点を積み重ねるのを尻目に、セビージャとアトレティコ・マドリード、そしてバルセロナの負けが込む。第4節終了時点でレアル・マドリードが決勝トーナメント進出を確定させた一方で、残りの3クラブはグループステージ突破に黄信号が灯っていた。
そんな状況で迎えた第5節、ラ・リーガ勢の行く末は悔しいものとなった。まずバルセロナは、同グループ2位につけるインテルが勝利したため、2シーズン連続となるグループステージ敗退が決定。フレン・ロペテギ氏からホルヘ・サンパオリ氏へと監督交代を行なったセビージャも、今季CL初勝利を飾ったものの、他会場の結果により大会から去ることになった。アトレティコ・マドリードに関しては、勝利すれば最終節に望みをつなぐことができたが、試合終盤に訪れたPKのチャンスを外してしまい、勝ち点1にとどまる。この結果、アトレティコ・マドリードのグループ3位以下も確定した。
CL・第5節を終えて、グループステージを突破するラ・リーガ勢はレアル・マドリードのみであることが決定した。『Opta』によると、CLが現行体制になった2003-04シーズン以降、決勝トーナメントに進出したラ・リーガ勢が1クラブのみなのは初めてのようだ。
2013-14シーズンから2017-18シーズンにかけては、5シーズン連続でラ・リーガ勢が“ビッグイヤー”を掲げ、その内2度は決勝戦で同国対決が実現した。また、昨シーズンもビジャレアルがベスト4に進出するとともに、レアル・マドリードが史上最多14度目の優勝を飾っている。今大会はレアル・マドリードの連覇を期待しつつ、来シーズン以降はラ・リーガ勢の意地を見せてもらいたいところだ。
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By サッカーキング編集部
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