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枠内シュート許さず先勝も…インテル指揮官、“要塞”での2ndレグを警戒「難しいものになるだろう」

2024.02.21

インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督 [写真]=Getty Images

 インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督が、アトレティコ・マドリード戦を振り返った。20日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』がコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグが現地時間20日に行われ、インテルは本拠地『サン・シーロ』にてアトレティコ・マドリードと対戦した。徐々に主導権を握ったホームチームは多くのチャンスを作り出すもなかなか得点が奪えず。それでも、79分にゴール前のこぼれ球に反応した途中出場のマルコ・アルナウトヴィッチが値千金の決勝点を奪い、1-0で先勝に成功した。

 スコアだけを見れば1-0の辛勝。しかし、90分間を通してのシュート本数は19対5とインテルがアトレティコ・マドリードを圧倒。それだけでなく、アルバロ・モラタやアントワーヌ・グリーズマンらを擁する相手攻撃陣にほとんど決定的なチャンスを与えず、被枠内シュートを0本に抑えての勝利だった。データサイト『Opta』によると、インテルがCLの試合で被枠内シュート0本を記録したのは、2006年11月に行われたスポルティング戦以来のことだという。

 インテルはこれで公式戦9連勝を記録。直近の好調ぶりと安定感を見せつけての勝利にインザーギ監督も「満足している。選手たちはフィジカルとテクニックを兼ね備えたチームを相手に並外れたパフォーマンスを見せてくれた」とコメント。そして、途中起用の期待に応えたアルナウトヴィッチを「彼は非常に良い入り方をしたし、私はそのことについて満足しているよ。得点に値するプレーだったし、彼のことを嬉しく思うよ」と称賛した。

 しかし、インザーギ監督は約3週間後に控えるセカンドレグへ警戒感を強めている。というのも近年のアトレティコ・マドリードは本拠地『シビタス・メトロポリターノ』で無類の強さを誇っており、今シーズンここまでのホーム戦の戦績は17勝1分1敗。今月初めのコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝ファーストレグでアスレティック・ビルバオに敗れるまでは、実に1年1カ月も無敗を維持していた。インザーギ監督は「1ゴールしか奪えなかったのは残念だ。我々はもっと多くに値していたからね。マドリードでの後半戦は非常に激しく難しいものになるだろう」と口にした。

 セカンドレグは日本時間の3月14日午前5時にキックオフ予定だ。

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By サッカーキング編集部

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