モナコ戦で退場劇に関与したテア・シュテーゲン [写真]=Getty Images
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節が19日に行われ、モナコ(フランス)とバルセロナ(スペイン)が『スタッド・ルイ・ドゥ』で対戦。退場者が出たバルセロナをモナコが2-1で下し、開幕白星スタートを切った。
試合の流れを決定づけるシーンは、前半立ち上がりの10分に訪れた。バルセロナのドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンのショートパスを読んだ日本代表MF南野拓実が鋭い出足を見せ、スペイン代表DFエリック・ガルシアからボールを奪取。南野はファウルを受けてシュートを打てなかったが、南野を倒したE・ガルシアは決定機阻止でレッドカードを受け、一発退場となった。数的有利な状況を手にしたモナコは、16分に元U-21フランス代表MFマグネス・アクリウシェが先制弾をマーク。28分にはスペイン代表FWラミン・ヤマルの個人技に屈して同点に追いつかれたが、後半も終盤に差し掛かろうかという72分にカウンターから元U-16フランス代表経験のあるFWジョージ・イレニヘナが決勝ゴールを決め、ホームでバルセロナを2-1で下した。
試合後、敗戦のきっかけとなる退場劇に関与したテア・シュテーゲンとE・ガルシアには、スペインの首都系メディアを中心に厳しい評価が並んだ。スペイン紙『マルカ』は「テア・シュテーゲンのパスミスを眠っていたE・ガルシアがコントロールできず」と失点シーンを振り返り、「ミナミノにボールを盗まれた」と南野の抜け目のないプレーについても言及した。
また、スペイン紙『アス』は「テア・シュテーゲンの誤った判断で、E・ガルシアは極限状態の中で窒息させられた」と、主に守護神の判断ミスを指摘。また、E・ガルシアが9分32秒で退場したことにも触れ、「これはCLにおけるバルセロナ史上最速の退場だ」と伝えている。
次節、モナコは10月2日にアウェイでディナモ・ザグレブ(クロアチア)と、バルセロナは10月1日にホームでヤングボーイズ(スイス)と対戦する。
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By サッカーキング編集部
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