リヴァプールがCLで怒涛の3連勝! [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が23日に行われ、ライプツィヒ(ドイツ)とリヴァプール(イングランド)が対戦した。
今やCLの常連となったライプツィヒは、今季もブンデスリーガで上位争いを繰り広げている。第7節終了時点で5勝2分と無敗をキープし、バイエルンと勝ち点で並ぶ2位につけている。ただし、欧州の戦いでは、9月19日に行われた第1節のアトレティコ・マドリード(スペイン)戦を1-2で落とすと、続く10月2日の第2節ではユヴェントス(イタリア)に2-3と敗北。どちらの試合も先制点は奪いながら、終盤の失点で逆転負けとなっており、ここで悪い流れを止めたいところだ。
対するリヴァプールは、アルネ・スロット新監督を迎えた今季、プレミアリーグではここまで7勝1敗と安定感のある成績を残し、首位を走っている。CLでも、17日に行われた第1節では敵地でミラン(イタリア)を3-1で撃破。10月2日にホームで行われたボローニャ(イタリア)戦も2-0で制しており、ここまでイタリア勢相手に2連勝中。怒涛の3連勝を目指し、ライプツィヒの本拠地に乗り込む。
リヴァプールに所属する遠藤航はベンチからのスタート。試合はライプツィヒが良い入りを見せる。14分には右サイドで粘ったところから、ベンヤミン・ヘンリヒスがマイナスへ折り返すと、ボックス手前からアマドゥ・ハイダラが左足でミドルシュート。しかし、ここはGKクィービーン・ケレハーにキャッチされる。26分にはボックス手前で縦パスを受けたロイス・オペンダが反転し、強烈なミドルシュートをゴールネットに突き刺したものの、オフサイドのために得点は認められない。
リヴァプールも徐々に自分たちの時間を作れるようになっていたが、オペンダのゴールがオフサイドと判定された直後の27分、試合の均衡が破れた。リヴァプールは高い位置からのプレッシングでボールを回収すると、モハメド・サラーやドミニク・ソボスライらが絡んでボールを繋ぎ、アレクシス・マック・アリスターが左サイドへ展開。ボールを受けたコスタス・ツィミカスは、コーディ・ガクポとのパス交換から左ニアゾーンへ入り、深い位置から左足で折り返す。ファーサイドで待っていたサラーが頭で折り返すと、最後はファーサイドに詰めていたダルウィン・ヌニェスが押し込み、リヴァプールが先手を取った。
この先制点で流れを引き寄せたリヴァプールは32分、敵陣左サイドでサイドチェンジのボールを受けたガクポが、右足アウトサイドでクロスボールを送ると、ボックス内で高くジャンプしたヌニェスがヘディングシュート。ここはGKペーテル・グラーチのビッグセーブに阻まれる。直後の37分には、ツィミカスの蹴った右コーナーキックをフィルジル・ファン・ダイクが頭で合わせたが、ここもGKグラーチが立ちはだかった。
リヴァプールの1点リードで後半へ折り返してからも、ホームチームが多くのチャンスを創出。ガクポ、ヌニェスがそれぞれゴールに迫る場面を作っただけでなく、70分にはボックス手前で顔を上げたマック・アリスターがミドルシュート。ここはクロスバーに嫌われた。
対するライプツィヒは、両サイド大外で起点となるプレーこそ多いが、なかなか中央をブロックを掻い潜っていくようなシーンは作り出せない。それでも、70分を経過すると、ライプツィヒが立て続けにゴールを脅かす。
まずは71分、敵陣でボールを奪ったところから、シャビ・シモンズがボックス内までボールを持ち運び、相手を引き付けて横へ渡すと、フリーになったベンヤミン・シェシュコが右足を振り抜く。ここはGKケレハーに阻まれると、こぼれ球を拾ったアントニオ・ヌサのシュートも、ブロックされて枠には飛ばせない。直後73分には左から強引に突っかけたX・シモンズが右足を振り抜くと、シュートはディフレクションしてゴール方向へ向かったが、またもGKケレハーが防いでみせた。
勢いに乗るライプツィヒは83分、ボックス手前でクリアボールを拾ったヘンリヒスが、見事なフェイクを交えてボックス右へ持ち出すと、右足でフィニッシュまで持ち込む。GKケレハーに弾かれたこぼれ球をオペンダが押し込んだが、ここはオフサイドのため得点は認められない。
最終的にこれ以上の得点は生まれず、試合はこのままタイムアップ。リヴァプールは追加点こそ奪えなかったが、GKケレハーの好セーブもあって失点を許さず、CLでは無傷の3連勝を飾っている。遠藤に出番はなかった。一方で、ライプツィヒは泥沼の3連敗となっている。
次節は5日に行われ、ライプツィヒは敵地で旗手怜央、古橋亨梧、前田大然が所属するセルティックと、リヴァプールはホームでレヴァークーゼンと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ライプツィヒ 0-1 リヴァプール
【得点者】
0-1 27分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)
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By サッカーキング編集部
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