ボローニャに勝利したモナコ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節が5日に行われ、ボローニャ(イタリア)とモナコ(フランス)が対戦した。
ここまで3試合を消化したCLで2勝1分を記録し、各国の強豪クラブが出揃う欧州最高峰の舞台で4位につけているモナコ。今シーズン開幕から公式戦11試合無敗を達成するなど好調を維持していた同クラブだったが、現在は直近のリーグ戦で連敗を喫するなど勢いに陰りが見え始めた。日本代表MF南野拓実は公式戦7試合ぶりのベンチスタート。対するボローニャは、クラブ初のCL勝利を目指してモナコをホームに迎え撃つ。
試合は、15分にモナコが決定機を創出。最終ラインから繋いでボールを前進させると、エリース・ベン・セギルが右サイドから斜めのパスを受け、ハーフライン付近よりドリブルを開始する。相手選手を引きつけながらボックス手前にパス。待ち受けていたブレール・エンボロが華麗なターンでマーカーを剥がし、倒れ込みながら左足でシュートを放つ。しかし、ボールはGKに弾かれポストに直撃。モナコが大きなチャンスを逃してしまった。
直後の19分には、モナコが右サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたマグネス・アクリウシェがインスイングのクロスを送ると、飛び込んできたウィルフリード・シンゴが打点の高いヘディングでネットを揺らす。だが、GKと激しく接触していたためオンフィールドレビューが実施。結果的に得点は取り消しとなってしまう。
一方のボローニャも41分、激しくボール保持者が入れ替わるオープンな展開から、ボックス手前でパスを受けたサンティアゴ・カストロが右足を一閃。シュートは2度ポストに当たりながらゴールに吸い込まれたものの、判定はオフサイドで得点は認められず。前半終盤は互いにゴールへと迫るが、スコアレスのままゲームはハーフタイムに突入した。
0-0で時間が経過し、71分には満を持して南野がピッチに送られる。すると、終了間際の86分にモナコがようやく均衡を破る。左サイドでコーナーキックを獲得し、ゴロビンが右足で鋭いクロスを供給。エンボロが頭で逸らしたボールが後方に流れると、フリーとなっていたティロ・ケーラーが右足で反応。ワンタッチで押し込んで値千金の先制点をマークした。
結局、そのまま試合は1-0で終了。モナコが公式戦3試合ぶりの勝利を掴み取った。次節は27日に行われ、ボローニャはホームでリール(フランス)と対戦。モナコはホームでベンフィカ(ポルトガル)と対戦する。
【得点者】
0-1 86分 ティロ・ケーラー(モナコ)
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By サッカーキング編集部
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