2ゴールを挙げたフリアン・アルバレス [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節が21日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)とレヴァークーゼン(ドイツ)が対戦した。
好調を維持する両クラブがラウンド16へのストレートインを目指して激突する。18日開催のラ・リーガ第20節レガネス戦で敗れたものの、それまではクラブ記録となる15連勝を達成していたアトレティコ・マドリード。リーグフェーズで11位につけている同クラブがホームでレヴァークーゼンを迎え撃つ。一方、敵地に乗り込む昨季の“ドイツ王者”も現在は公式戦11連勝中だ。
1ポイント差の両者による一戦は、序盤からレヴァークーゼンがボールを支配。アトレティコ・マドリードも堅固な守備ブロックを形成し、ゲームはこう着状態が続く。しかし、24分に大きなターニングポイントが訪れる。アトレティコ・マドリードのパブロ・バリオスが足裏を見せたタックルを行い、オンフィールドレビューによって主審はレッドカードと判断。ホームチームが前半のうちに数的不利となってしまう。
すると、前半アディショナルタイムにレヴァークーゼンがスコアを動かす。右サイドから送られたマイナスの折り返しをフロリアン・ヴィルツがダイレクトで狙うが、カバーに入ったホセ・マリア・ヒメネスが左足でブロック。こぼれ球をノルディ・ムキエレが拾うと、軽く持ち運びながら右足でクロスを供給する。大外に送られたボールにピエロ・インカピエが反応。フリーの状況でヘディングを流し込み、アウェイチームが先制した。
リードされたアトレティコ・マドリードだったが、52分にゲームを振り出しへと戻す。自陣ペナルティエリア内でボールを奪うと、テンポの良いパスワークでカウンターに移行。味方からミドルパスを受けたアントワーヌ・グリーズマンが前を向き、猛烈な勢いでスプリントするフリアン・アルバレスにスルーパスを出す。並走したヨナタン・ターを振り切ると、アレハンドロ・グリマルドとのコンタクトを制して左足を一振り。電光石火のカウンターで同点弾をマークした。
そんななか、76分にインカピエが2枚目のイエローカードを提示され退場に。優勢な立場にあったレヴァークーゼンだが、終盤に入って10対10の戦いを強いられることになった。ドローかと思われた90分、ドラマが待っていた。バイタルエリアでアンヘル・コレアが粘り強くボールを確保し、こぼれ球を受けたアルバレスがGKを外してシュート。ゲーム最終盤に劇的な逆転弾を決める。結局、そのまま試合は終了し、2-1でアトレティコ・マドリードが勝利した。次節(最終節)は29日に行われ、アトレティコ・マドリードはアウェイでザルツブルク(オーストリア)と対戦。レヴァークーゼンはホームでスパルタ・プラハ(チェコ)と対戦する。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 2-1 レヴァークーゼン
【得点者】
0-1 45+1分 ピエロ・インカピエ(レヴァークーゼン)
1-1 52分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)
2-1 90分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)
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By サッカーキング編集部
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