決勝弾を挙げたハフィーニャ [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節が21日に行われ、ベンフィカ(ポルトガル)とバルセロナ(スペイン)が対戦した。
ここまで6試合を消化したリーグフェーズで5勝1敗を記録し、勝ち点「15」の2位につけているバルセロナ。モナコとの初戦を落とした同クラブだったが、以降は5連勝とラウンド16へのストレートインに向け順調に白星を積み重ねている。直近のラ・リーガでは足踏みが続いているものの、公式戦全体では5試合無敗と好調を維持しており、15位ベンフィカの撃破を目指して敵地へと乗り込んだ。
試合は開始早々の2分にベンフィカがスコアを動かす。ハーフライン右でパスを受けたトマス・アラウージョが、右足で逆サイドのアルバロ・フェルナンデス・カレーラスへと大きく展開。ハイラインを敷くバルセロナの裏へと抜け出すと、ダイレクトでグラウンダーのクロスを蹴り入れる。ボールはニアで待ち受けるアンドレアス・シェルデルップを通過し、ゴール前に走り込んだヴァンゲリス・パヴリディスのもとへ。ワンタッチでネットを揺らし、ホームチームが先制した。
一方のバルセロナも、11分にボックス内でドリブルを仕掛けたアレックス・バルデがマーカーと接触。主審は一度プレーを流したものの、オンフィールドレビューにより判定がPKへと変更される。キッカーを務めたロベルト・レヴァンドフスキが冷静にGKの逆を突き、すぐさまアウェイチームがゲームを振り出しに戻した。
そんななか、22分に再度ベンフィカがリードを奪う。最終ラインでポゼッションを行い、前線をうかがったニコラス・オタメンディがロングパス。裏に入れたボールに対してバルセロナの守備陣は対応を試みるが、背走するバルデと飛び出してきたGKヴォイチェフ・シュチェスニーが激しく交錯する。こぼれ球を拾ったパヴリディスが無人のゴールに流し込み、再びベンフィカが先行した。
さらに30分、フレデリク・アウルスネスのスルーパスに反応したケレム・アクトゥルコールがボックス内でGKシュチェスニーと接触。主審は迷わずPKを宣告し、ベンフィカがビッグチャンスを獲得する。キッカーを務めるのは、すでに2ゴールを挙げているパヴリディス。枠の右下に沈めてハットトリックを達成した。
苦しい展開となったバルセロナも、64分に相手のミスから1点を返す。ベンフィカのゴールキックでプレーが再開し、GKアナトリー・トルビンがショートパスでのリスタートを選択。再度味方からボールを受けると、前線に蹴ったパスがペナルティエリエ手前のハフィーニャへと向かう。ヘディングで跳ね返したボールが直接ゴールに吸い込まれ、予期せぬ形でバルセロナがリードを縮めた。
それでもベンフィカは、68分にT・アラウージョが右サイド深くでクロスを供給。大外に流れたボールがアンドレアス・シェルデルップへと渡り、相手選手のタイミングを外してゴール前に折り返す。クリアを試みたロナルド・アラウホのキックがオウンゴールとなり、またもベンフィカがバルセロナを突き放した。
絶体絶命となったアウェイチームだったが、78分にレヴァンドフスキが2回目のPKを決め切り1点差に。反撃ムードで勢いを強めると、87分にはコーナーキックの流れからエリック・ガルシアが同点弾を奪取する。90+6分にはハフィーニャが値千金の決勝弾を奪い、バルセロナが5-4で逆転勝利した。次節(最終節)は29日に行われ、ベンフィカはアウェイでユヴェントス(イタリア)と対戦。バルセロナはホームでアタランタ(イタリア)と対戦する。
【得点者】
1-0 2分 ヴァンゲリス・パヴリディス(ベンフィカ)
1-1 13分 ロベルト・レヴァンドフスキ(PK/バルセロナ)
2-1 22分 ヴァンゲリス・パヴリディス(ベンフィカ)
3-1 30分 ヴァンゲリス・パヴリディス(PK/ベンフィカ)
3-2 64分 ハフィーニャ(バルセロナ)
4-2 68分 オウンゴール(ベンフィカ)
4-3 78分 ロベルト・レヴァンドフスキ(PK/バルセロナ)
4-4 87分 エリック・ガルシア(バルセロナ)
4-5 90+6分 ハフィーニャ(バルセロナ)
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By サッカーキング編集部
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