サラー（左）とエリオット（右）[写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ（CL）リーグフェーズ第7節が21日に行われ、リヴァプール（イングランド）とリール（フランス）が対戦した。
ホームのリヴァプールは、今大会唯一の6連勝で首位を快走しており、今節の引き分け以上でベスト16進出（ストレートイン圏内）が確定する。直近のプレミアリーグ第22節では後半アディショナルタイム（AT）の2ゴールで勝利し、勢いをつけてCLに臨んだ。一方、アウェイのリールも今大会ここまで4勝1分1敗の8位（前節終了時点）とストレートイン圏内に位置する。CL初戦のスポルティング戦で敗れて以降、クラブ記録の公式戦21試合連続無敗で敵地へ乗り込んだ。
試合が動いたのは34分だった。リヴァプールDFコスタス・ツィミカスがリールのカウンターを潰して中盤でボールを奪うと、ここから電光石火のカウンターを発動。MFカーティス・ジョーンズがスルーパスを送ると、FWモハメド・サラーが完全に抜け出し、見事なコントロールシュートをゴールネットに突き刺した。サラーの欧州カップ戦通算50ゴール目でリヴァプールが先制に成功し、前半を1点リードで折り返す。
後半もリヴァプールの優勢は変わらない。60分にはルイス・ディアスを倒したリールDFアイサ・マンディに2枚目のイエローカードが提示され、退場処分が下される。
しかし62分、数的不利のリールがワンチャンスをものにする。MFハコン・アルナル・ハラルドソンのシュートのこぼれ球に素早く反応したFWジョナサン・デイヴィッドが左足でゴールへ蹴り込み、1－1の同点に追いついた。
追いつかれたリヴァプールは、63分にMF遠藤航を投入。すると、67分にセットプレーの流れから得点が生まれた。コーナーキックのクリアボールを途中出場のMFハーヴェイ・エリオットがペナルティエリア手前からダイレクトでシュート。これが相手選手に当たってコースが変わり、ゴールへと吸い込まれた。リヴァプールが勝ち越しに成功する。
途中出場の遠藤は中盤でプレー。鋭い出足で相手の攻撃の芽を摘み、大きな存在感を示した。試合はこのまま2－1でリヴァプールが勝利。CL無傷の7連勝で8位以内（ストレートイン圏内）を確定させ、ベスト16進出を決めた。
【得点者】
1－0 34分 モハメド・サラー（リヴァプール）
1－1 62分 ジョナサン・デイヴィット（リール）
2－1 67分 ハーヴェイ・エリオット（リヴァプール）
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By サッカーキング編集部
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