勝ち抜きを決めたフェイエノールト [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ・セカンドレグが18日に行われ、ミランとフェイエノールトが対戦した。
リーグフェーズで4勝1分3敗を記録し、勝ち点「13」の19位でプレーオフに進んだフェイエノールト。迎えたファーストレグではホームでミランを1-0で下し、大きなアドバンテージを持ってアウェイでのセカンドレグに臨む。しかし、第1戦で先発していた日本代表FW上田綺世は負傷によりメンバー外に。他にも主将MFクインテン・ティンバーら複数の主力を欠きながら大一番へと臨む。
試合は開始わずか36秒でミランが先制する。右サイドでコーナーキックを得ると、キッカーを務めたテオ・エルナンデスがショートパスでのリスタートを選択。クリスティアン・プリシッチが中央に切り込みながら左足でクロスを送る。ファーに飛び込んだマリック・チャウが頭で折り返し、GKの頭上を通過したボールをサンティアゴ・ヒメネスがヘディング。今冬フェイエノールトより加わった新戦力が古巣から得点を挙げ、ミランが2戦合計スコアで同点とした。
攻勢を強めるミランは23分に相手陣内でポゼッション。左サイドのテオにボールがわたり、ドリブルでマーカーを縦に剥がしながらジョアン・フェリックスへとパスを繋ぐ。右足に持ち替えて放ったシュートはGKに弾かれたものの、こぼれ球にテオが反応。ダイレクトでゴールを狙うが、ボールはニアポストに嫌われてしまう。
そんななか、後半立ち上がりの51分に大きなターニングポイントが訪れる。ミランが自陣右サイドでのスローインから攻撃を仕掛け、左サイドでボールを受けたラファエル・レオンが大外を走るテオへとスルーパスを出す。しかし、ボックス内で転倒したものの、主審はシミュレーションと判断。2枚目のイエローカードを提示されてテオが退場となった。
すると、73分にフェイエノールトが一歩前に出る。敵陣中央でボールを拾ったアントニ・ミランボがハイス・スマルに繋ぎ、左サイドにポジションをとったウーゴ・ブエノへとパスが通る。前線をうかがいながら左足でアーリークロスを蹴り込むと、相手選手との駆け引きを制したフリアン・カランサが豪快なヘディングをお見舞い。2戦合計スコアでミランを突き放した。
結局、そのまま試合は1-1で終了。2戦合計スコア2-1でフェイエノールトが勝ち抜きを決めた。ラウンド16・ファーストレグは来月4日か5日のいずれかに行われる。
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By サッカーキング編集部
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