アシストをマークした前田大然 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ・セカンドレグが18日に行われ、バイエルンとセルティックが対戦した。
リーグフェーズで3勝3分2敗を記録し、勝ち点「12」の21位でプレーオフに進んだセルティック。迎えたファーストレグではホームでバイエルンに1-2と敗れており、ビハインドを背負った状況でアウェイでのセカンドレグへ臨む。セルティックに所属するFW前田大然とMF旗手怜央は揃って先発出場。第1戦でバイエルンデビューを飾ったDF伊藤洋輝はサブスタートとなった。
試合は16分にセルティックが最初の決定機を作り出す。自陣左サイド深くからジェフリー・シュルップが前線にミドルパスを送り、前田が降りて空けたスペースでジョタが収める。華麗なタッチでマーカーを突破しながらボックス内に侵入すると、ファーで待つニコラス・ゲリット・キューンへと左足でクロス。GKの脇を抜くシュートを放つが、ゴールカバーに入ったラファエル・ゲレイロにクリアされた。
18分には前田にビッグチャンスが訪れる。最終ラインでビルドアップを試みるバイエルンにセルティックがプレス。旗手に寄せられたダヨ・ウパメカノがキム・ミンジェに浮き球のパスを送るが、乱れたボールをキューンが回収する。ペナルティエリア手前の前田に繋ぐと、GKマヌエル・ノイアーの位置を確認しながらダイレクトでシュート。右足で丁寧にゴールを狙ったものの、ボールは枠の右に外れてしまった。
対するバイエルンも徐々に主導権を掴み始め、前半終了間際の45分に大きな得点機を生み出す。ポゼッションでセルティックを押し込みつつ、ヨシュア・キミッヒが右サイドに張るミカエル・オリーズへと展開。縦に流したパスにキミッヒが抜け出し、ボックス内へとマイナス方向に折り返す。だが、フリーの状態で合わせたハリー・ケインのシュートはクロスバーに直撃。スコアレスのままハーフタイムに突入した。
そんななか、63分にセルティックが均衡を破る。シュルップからボールを受けたアダム・イダが左サイドの前田にパス。一度はヨシプ・スタニシッチにインターセプトされたものの、ピッチ中央に流れたこぼれ球へと前田が猛烈にスプリントをかける。滑り込みながらキューンにラストパスを出し、キム・ミンジェのタックルをかわして左足を一振り。冷静に流し込んで2戦合計スコアを振り出しに戻した。
このまま延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム、バイエルンが劇的なゴールを奪う。オリーズからパスを受けたレロイ・サネがペナルティエリア内右でボールをキープ。複数の相手を引きつけながらオリーズへと戻し、左足でインスイングのクロスを入れる。レオン・ゴレツカのヘディングはGKに防がれたが、セカンドボールをアルフォンソ・デイヴィスが詰めてネットを揺らした。
結局、そのまま試合は1-1で終了。2戦合計3-2でバイエルンが勝ち抜きを決めた。なお、前田と旗手はフル出場。伊藤に出番は訪れなかった。ラウンド16・ファーストレグは来月4日か5日のいずれかに行われる。
【スコア】
バイエルン 1-1(2戦合計:3-2) セルティック
【得点者】
0-1 63分 ニコラス・ゲリット・キューン(セルティック)
1-1 90+4分 アルフォンソ・デイヴィス(バイエルン)
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By サッカーキング編集部
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