ケイン（右端）は“ドッペルパック”で勝利に貢献 [写真]＝Getty Images
チャンピオンズリーグ（CL）・ラウンド16ファーストレグが5日に行われ、バイエルン（ドイツ）とレヴァークーゼン（ドイツ）が対戦した。
今季CLのラウンド16では、ドイツの“新旧王者”による同国対決が実現した。今シーズンのCL、バイエルンはリーグフェーズで5勝3敗の成績を残しており、決勝トーナメントプレーオフでは激闘の末にセルティックを3－2で撃破。一方のレヴァークーゼンは、5勝1分2敗の成績で6位に入り、ラウンド16へのストレートインを果たしていた。
今シーズンのブンデスリーガでは、バイエルンがレヴァークーゼンに勝ち点差「8」をつけて首位に立つ。今季のブンデスリーガの対戦は2試合ともにドローとなっているが、バイエルンはシャビ・アロンソ監督率いるレヴァークーゼン相手の通算成績は3分3敗、つまり、未勝利が続いている。本拠地『フースバル・アレーナ・ミュンヘン』にて行われる欧州の舞台で、そんな不名誉な記録に終止符を打ちたい。
試合は立ち上がりの9分にスコアが動く。序盤から勢いよく試合に入ったバイエルンは、敵陣右サイドで前を向いたミカエル・オリーズのところから攻撃へ。縦への仕掛けからクロスボールが送られると、最後はハリー・ケインがヘディングシュートでゴールネットを揺らし、バイエルンが先手を取った。
レヴァークーゼンとしては早い時間帯に1点ビハインドを強いられたものの、14分には相手のミスを見逃さず、ビッグチャンスを構築。ダヨ・ウパメカノからのバックパスが短くなったところをジェレミー・フリンポンが狙い、GKと1対1のチャンスを迎えるも、ここは前へ飛び出してきたGKマヌエル・ノイアーに阻まれる。
バイエルンは22分、右コーナーキックからジャマル・ムシアラがクロスバー直撃のヘディングシュートを放つなど、主導権を握って攻撃を続けるが、追加点は奪えない。このまま1点リードでハーフタイムに突入すると、後半に入って再び早い時間帯に再びゴールネットが揺れる。
54分、ペナルティエリア手前左寄りの位置からジョシュア・キミッヒが右足でクロスボールを送ると、ここはレヴァークーゼンのGKマチェイ・コヴァージュが処理しようとしたものの、まさかのファンブル。こぼれ球をムシアラが押し込み、バイエルンが大きな追加点を奪った。
2点をリードしたバイエルンは58分、GKノイアーが負傷交代するアクシデントに見舞われたが、対するレヴァークーゼンも62分、さらなる窮地に立たされる。敵陣右サイドでキングスレイ・コマンに対してチェックへ行ったノルディ・ムキエレにこの日2枚目のイエローカードが提示。退場処分を受け、レヴァークーゼンは10人で2点差を追いかけることとなった。
このまま時計の針が進むと、バイエルンは75分、試合を決める3点目をゲット。右コーナーキックの場面で、直前のプレーでピッチに立ったばかりのエドモン・タプソバにケインが倒され、PKを獲得。キッカーを務めたケインは冷静にゴール右に叩き込み、“ドッペルパック”で勝利を手繰り寄せた。
試合はこのままタイムアップ。バイエルンがシャビ・アロンソ監督体制のレヴァークーゼン相手に初勝利を飾り、準々決勝進出へ大きなリードを手にした。なお、バイエルン所属の伊藤洋輝はベンチに入ったものの、出番はなかった。
セカンドレグはおよそ1週間後の11日、ホームとアウェイを入れ替えて開催される。
【得点者】
1－0 9分 ハリー・ケイン（バイエルン）
2－0 54分 ジャマル・ムシアラ（バイエルン）
3－0 75分 ハリー・ケイン（PK／バイエルン）
【PR】UEFAチャンピオンズリーグは
WOWOWが独占配信！
「WOWOWオンデマンド」とは、テレビやBS視聴環境がなくてもWOWOWのコンテンツを月額2,530円（税込）で楽しめるサービス。
WOWOWではUEFAチャンピオンズリーグ（CL）、UEFAヨーロッパリーグ（EL）のリーグフェーズの注目試合と決勝トーナメントの全試合を放送・配信するほか、UEFAカンファレンスリーグ（ECL）の決勝や注目試合も視聴できる。
欧州最高峰のサッカーを楽しみたいなら、今すぐ加入しよう！
- ① CL・ELの注目試合＆決勝トーナメント全試合を堪能できる！
- ② 「WOWOWオンデマンド」はいつでもどこでも好きなデバイスで視聴可能！
- ③ スポーツ、映画、音楽、ドラマなど幅広いコンテンツが楽しめる！
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト