会見に臨んだ広島・森保監督(左)とMF青山(右) [写真]=FIFA via Getty Images
FIFAクラブ・ワールドカップ2015が10日に横浜国際総合競技場で開幕を迎え、開催国王者のサンフレッチェ広島とオセアニア王者のオークランド・シティが対戦する。試合を前日に控えた9日、広島の森保一監督と主将のMF青山敏弘が公式会見に臨んだ。
初戦の相手であるニュージランドのオークランド・シティは、今大会で通算7度目の出場となる。広島は2012年大会以来2度目の出場となり、大会の経験値では相手に分がある。森保監督は「(相手は)チームとしても経験値があるので、落ち着いて試合に入ってこられる」と前置きしたが、「我々にもクラブW杯に出た経験はありますし、Jリーグを制したという自信を持って今大会に臨める」と明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ(CS)を制したチームが引けをとらないと力強く述べた。
日程面については「メンタル的にもフィジカル的にも非常にハードな戦いを2戦やってきた」とCSでの疲労は残っていることを認めたが、「2チーム分の戦力があるからシーズンを乗り切っていける」と出場しなかった選手への信頼を強調。「コンディションを見極めて状態の良い選手で臨み、いい試合ができると思う」とチーム力は変わらないと自信を覗かせた。
2012年大会でオークランド・シティとの対戦経験がある青山は「何人か試合に出ている選手も把握している」と印象に残っている選手が数名いることを明かした。前回大会からの積み上げについては「Jリーグを3度優勝したという自信もつけていますし。より日本を代表してこの大会に挑むっていうのは自覚できている」(青山)、「タイトルを掴み取ってきた自信。2012年の時とは自信も経験値もチームとしてかなり上積みされた」(森保)、とそれぞれ語り、国内で得た自信と経験の面で大きな変化があったと振り返った。
前回の対戦で決勝ゴールを奪った青山は「個人的にもブラジル・ワールドカップを経験して、そういう国際大会での自分の経験もチームに還元できると思う。明日も点を取ります」と再びゴールを奪うと宣言した。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト