前日記者会見に臨んだバルセロナのL・エンリケ監督 [写真]=FIFA via Getty Images
19日、バルセロナを率いるルイス・エンリケ監督が、FIFAクラブワールドカップ2015決勝戦に向けて前日記者会見に出席した。
準決勝の広州恒大戦では、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとブラジル代表FWネイマールを欠いたものの、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスがハットトリックの活躍を見せ、3-0で快勝。下馬評通りに決勝進出を果たした。
前の試合を欠場した両選手について指揮官は「順調に回復している」とコメント。ただ、メッシに関しては「練習を見てみないとわからないし、キックオフまでにはまだ何十時間もある。今の段階では何とも言えない」と明言を避け、記者から「なぜ状態がはっきりしないのか」と問われると、「医者は見たし、隠しているわけでもない」と述べるに留まっている。
対戦するリーベル・プレートには、「明日の試合に参戦するということはそれだけで実力のあるチームだ。だからリーベルは非常に良いチームだと思う。サッカーがすごく素晴らしく良いし、上でも下でも良いプレーをして色々なチャンスを作り上げていく」と称賛の言葉を送ったうえで、バルセロナは普段通りのプレーで臨むと強調した。
「サッカーをするだけだ。みんなができることをするだけ。リーガ・エスパニョーラで対戦するクラブもリーベルも区別するつもりはない。とにかく自分たちのプレースタイルをキープして、優劣がどっちなのか、それは試合の展開で決まることだ。戦略についても、フィジカルの面でも、リーグ戦で自分たちが対戦する時と同じ感じで明日も臨みたいと思っている」。
そして、「自分たちの状況を楽しみながら過ごしている。今まで訪れた国もそうだが、日本はとても温かく迎えてくれた。街の中にも出たが、自分たちを応援してくれる日本のファンにも気が付いた。本当に感謝しているし、彼らの前で素晴らしい試合を見せたいと思っているよ。選手たちも張り切っているし、みんなに自分たちのプレーをエンジョイしてもらいたいと思っている。リーベルがたくさんのファンを引き連れてきたという話を聞いているが、(試合に)熱中していて応援歌は聞こえないだろうね」と日本のファンに対する感謝をプレーで示したいと話した。
20日に横浜国際総合競技場で行われる決勝戦は、19時30分にキックオフを迎える。
By サッカーキング編集部
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