シュートを止めたGKバロベロの頭を撫でるメッシ [写真]=Getty Images
アルゼンチンのスポーツ誌『El Grafico』は「リーベル・プレートのアルゼンチン人GKマルセロ・バロベロが、FIFAクラブワールドカップでのバルセロナFWリオネル・メッシとの出来事を明かした」と報じた。
昨年末に日本で行われたクラブW杯に南米王者として出場したリーベル・プレート。日本に駆けつけた多くのサポーターに支えられて決勝に進出したものの、最終的にはバルセロナを相手に0-3で敗北した。
しかし、ゴールマウスを守っていた守護神のバロベロにとって、試合後のドレッシングルームで非常に印象深い出来事があったようだ。
「僕の息子はいつも聞いてきたんだよ。『バルセロナを相手に戦ったら、どうやってメッシからボールを奪うの?』って。そして、試合が始まって12分経った頃、僕はメッシのシュートを止めた。彼は僕の近くに来て、頭を撫でてくれたたんだ。僕は彼に言ったんだよ。『息子の夢を叶えたよ。メッシのシュートを止めるという夢をね』と」
「(試合後は)バルセロナに対しては大きな尊敬があったよ。ミーティングが終わってから、メッシのシャツを貰いに行こうと思っていたんだけど、遅れてしまってね。表彰式をロッカールームで見た後、メッシは他の選手と約束していた。だから、クラウディオ・ブラボとシャツを替えてもらおうとして、ユニフォームを渡したんだ」
「そうしたら数分後、メッシがブラボのシャツを持ってドレッシングルームから出てきた。その手には彼のスパイクもあったんだ。『スパイクは、君の息子のためのものだよ』って言うんだよ。僕は凍り付いちゃったね。凄い振る舞いだよ。彼らが誰だか分かるかい? メッシがそんなことをしてくれるなんて思いもよらなかったよ」
By Qoly