同点ゴールをマークした赤崎秀平 [写真]=Getty Images
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016開幕戦が8日に行われ、開催国代表の鹿島アントラーズとオセアニアサッカー連盟代表のオークランド・シティが対戦した。
鹿島は2016明治安田生命J1リーグで年間勝点3位に終わったものの、チャンピオンシップで川崎フロンターレ、浦和レッズを下して年間王者に輝き、クラブW杯の出場権を獲得。先発メンバーにはDF昌子源やMF永木亮太、MF柴崎岳、FW土居聖真らが起用され、FW金崎夢生はベンチスタートとなった。
対するオークランド・シティは同大会の常連で、今回が6年連続の出場。そのうち過去4大会を経験しているDF岩田卓也が左サイドバックでスターティングメンバーに名を連ね、5大会連続のクラブW杯出場を果たした。
立ち上がりからボールを保持してチャンスをうかがう鹿島だが、なかなかシュートまで持ち込めない時間が続くと、逆にオークランド・シティがチャンスを作る。17分、左サイドからライアン・デフリースがクロスを上げ、ファーサイドでフリーとなっていたエミリアーノ・タデが左足でボレー。しかし、ここはGK曽ヶ端準の正面に飛んだ。
鹿島は25分、左サイドの柴崎からクロスが入ると、DFがクリアしきれなかったボールがペナルティエリア内右の遠藤康に渡る。だが、右足のシュートはGKに阻まれてしまった。
42分にはエリア手前中央でドリブルを仕掛けた土居がDFをかわして左足で狙ったが、このシュートはGKの正面。結局、スコアレスのまま前半を折り返した。
試合が動いたのは後半立ち上がりの50分。オークランド・シティが右サイドでFKを獲得し、タデがゴール前にクロスを供給。このボールにキム・デウクがヘディングで合わせ、ネットを揺らした。
先制された鹿島は54分、ファブリシオに代えて赤崎秀平を投入。62分には小笠原満男を下げて金崎をピッチへ送り出した。
すると67分、遠藤とのパス交代で永木がエリア内右に侵入し、マイナス方向に折り返す。これをフリーの赤崎が右足でゴール左に流し込み、鹿島が同点に追いついた。
逆転を狙う鹿島は69分に赤崎、70分に永木がシュートチャンスを迎えたが、決めきることはできない。
だが、1-1のまま迎えた87分、鹿島が試合をひっくり返す。左サイドからのクロスをファーサイドの土居がヘディングで折り返し、最後はゴール前の金崎が頭で押し込んだ。
土壇場で勝ち越した鹿島はオークランド・シティに反撃を許さず、試合はこのまま2-1でタイムアップを迎え、J1王者・鹿島が逆転勝利を収めた。
準々決勝に駒を進めた鹿島は、11日にアフリカサッカー連盟代表のマメロディ・サンダウンズと対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1 オークランド・シティ
【得点者】
0-1 50分 キム・デウク(オークランド・シティ)
1-1 67分 赤崎秀平(鹿島)
2-1 87分 金崎夢生(鹿島)
By サッカーキング編集部
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