鹿島MF土居、決勝点アシストも苦笑い「シュートを打ったんですけど…」

土居聖真

決勝ゴールをアシストした土居 [写真]=VCG via Getty Images

 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016開幕戦が8日に行われ、開催国代表の鹿島アントラーズはオセアニアサッカー連盟代表のオークランド・シティに2-1で勝利した。試合後、チームの勝ち越しゴールをアシストしたMF土居聖真がコメントを残している。

 土居は「ボールを回すというよりは相手に合わせていた感じでしたけど、前半は横パスばかりでなかなかスピードが上がらず、ダラダラとした入りになってしまった。後半早い段階で失点してしまったのは課題ですし、失点する前から自分たちでギアを上げていかなければいけなかったとは思います」とペースを握れなかった序盤の試合展開を反省点として挙げ、「やっぱりしっかりとゼロで抑えて、こっちが先制点を取って追加点を取って、2-0、3-0で勝つのが理想的だと思うので。決勝に近づけば近づくほど1失点の重みが増すと思うので、もっとチーム全体で1点の重みを感じてやらなければならないと思います」と、次戦を見据えてコメントした。

 冷静に試合を振り返った土居だが、得点に絡む活躍を見せた。1-1で迎えた87分、左サイドからのクロスをファーサイドにいた土居がヘディングで折り返すと、これをゴール前にいたFW金崎夢生が頭で押し込んで、鹿島は勝ち越しに成功。そのまま試合は終了となり、このゴールが決勝点となっている。

 貴重なゴールをアシストした土居だが、「本当は目いっぱい力を込めてシュートを打ったんですけど」と苦笑い。その上で「結果的に得点、勝利につなげられたことは個人としてはいいことですし、ああやってゴール前にたくさん顔を出して、たくさんボールに絡まなければいけない」と、同じようなプレーを増やしていくことを宣言した。

 勝ち進んだ鹿島は11日、アフリカ王者のマメロディ・サンダウンズと対戦する。中2日で迎える準々決勝へ向けて土居は「他のチームも飛行機移動がありますし、言い訳をせずにグラウンドで戦う姿を見せるだけかなと思います」と、短く決意を述べている。

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