北澤豪氏がクラブW杯準々決勝を展望「攻撃的な相手に“ザ・アントラーズ”が出る」

金崎夢生の逆転ゴールで鹿島アントラーズがクラブW杯準々決勝進出を決めた

 12月8日、FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016が開幕。開催国代表の鹿島アントラーズは、オセアニア代表のオークランド・シティ相手に2-1で逆転勝利を収めて準々決勝へ駒を進めた。

 試合後、元日本代表の北澤豪氏が開幕戦を振り返った。開口一番「前半の戦いぶりは問題」とコメント。「日本を代表をして出場している中で、何もできないまま終わってしまう可能性もあった」と厳しい口調で話した。「たださすが、Jリーグチャンピオンシップを逆転勝ちした粘り強さとか、シーズン終盤にきて得たものがクラブ・ワールドカップの初戦で上手く生きたと思う」と続けた。

「石井監督が話していたように、開幕戦の固さはあった。ただ、今の鹿島は逆転できる力がある」と勝利チームを称えると、「ラッキーだったと思うのは、金崎夢生が後から出てきたこと。最初から出ていたら、逆転のシーンが作り出せていたかどうか……難しかったと思う」と勝敗を分けた采配を解説した。

 鹿島が準々決勝で対戦するアフリカ王者マメロディ・サンダウンズは、「見ていて面白い、イケイケで攻撃的なサッカーをするチーム」と分析。「強い相手ではあるが、今の鹿島は攻撃力のある相手のほうが力を発揮しやすい。奪ってからのカウンター、堅守速攻、“ザ・アントラーズ”が出るんじゃないかな」と次戦を展望した。

 もう一つの準々決勝、アジア王者全北現代モータース対北中米カリブ王者クラブ・アメリカについてもコメント。「この試合は見たほうがいい。ACLを勝ち上がった全北が大会常連のクラブ・アメリカ対してどこまでやれるか。パワー対パワーのような単純な戦いにはならない。強さに加えうまさがある試合になるはず。JリーグのクラブがACLを勝ち抜くヒントになる」。

 全北現代×クラブ・アメリカは、12月11日(日)午後3時30分から、マメロディ・サンダウンズ対鹿島は午後7時から、BS日テレで生中継される。

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