先制ゴールを喜ぶ鹿島の選手たち [写真]=Getty Images
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016準々決勝が11日に行われ、開催国代表の鹿島アントラーズ(日本)とアフリカサッカー連盟代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)が対戦した。
J1リーグ王者の鹿島は開幕戦でオセアニアサッカー連盟代表のオークランド・シティ(ニュージーランド)と対戦し、2-1と逆転勝利を収めた。対するアフリカ王者マメロディ・サンダウンズは、国内リーグ優勝10回を誇る南アフリカの強豪で、今年のCAFチャンピオンズリーグ決勝を制して初のクラブW杯出場を決めた。
開幕戦から中2日で試合を迎える鹿島はスターティングメンバーを3名変更し、DF植田直通、MF中村充孝、FW赤崎秀平が先発。FW金崎夢生は前の試合に引き続き、ベンチスタートとなった。
最初にチャンスを作ったのはマメロディ・サンダウンズ。13分、右サイドを駆け上がったタペロ・モレナがペナルティエリア内に侵入し、右足でシュートを放つ。しかし、ここはGK曽ヶ端準がなんとか弾き返した。
29分にはロングパスでディフェンスラインの裏に抜け出したパーシー・タウが決定機を迎えたが、左足のシュートはGK曽ヶ端の好セーブに阻まれた。
マメロディ・サンダウンズはその後もミドルレンジから積極的にシュートを狙うなど押し込む時間が続いたが、鹿島はGK曽ヶ端を中心になんとかしのぎ切り、スコアレスのまま前半を折り返す。
後半に入り53分、鹿島はエリア手前右でボールを拾った遠藤康が左足でミドルシュートを放ったが、惜しくもクロスバーの上を超えた。60分には左サイドを駆け上がった山本脩斗のクロスを、ファーサイドの西大伍がボレーで狙う。シュートは枠を捉えたが、ゴールライン上でDFにクリアされてしまい、得点とはならなかった。
徐々に試合の主導権を握り始めた鹿島は61分、中村に代えて金崎を投入。すると、直後の63分に試合が動く。右サイドに流れた赤崎がクロスを供給し、ファーサイドの土居聖真がヘディングで折り返すと、中央でフリーとなった遠藤が左足ダイレクトで蹴り込み、鹿島が先制に成功した。
1点を奪った鹿島は終盤の88分、途中出場の鈴木優磨からラストパスを受けた金崎がエリア内で落ち着いてボールコントロール。左足のシュートをゴール右に流し込み、貴重な追加点を奪った。
試合はこのままタイムアップを迎え、鹿島が2-0で勝利を収めた。
準決勝に進出した鹿島は14日に南米サッカー連盟代表のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と、敗れたマメロディ・サンダウンズは同日に行われる5位決定戦でアジアサッカー連盟代表の全北現代モータース(韓国)と対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-0 マメロディ・サンダウンズ
【得点者】
1-0 63分 遠藤康(鹿島)
2-0 88分 金崎夢生(鹿島)
By サッカーキング編集部
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