バイエルンがアフリカ王者を破って決勝進出 [写真]=FIFA via Getty Images
FIFAクラブワールドカップ カタール 2020の準決勝が8日に行われ、アル・アハリ(エジプト)とバイエルン(ドイツ)が対戦した。
アフリカ王者のアル・アハリは、2回戦で開催国王者のアル・ドゥハイル(カタール)を1-0で破ってベスト4進出を果たした。準決勝から参戦のバイエルンはドイツ出発時に予想外のアクシデントに見舞われた。5日にベルリンでリーグ戦を戦った直後に飛行機に乗ったが、大雪の影響による遅延と夜間飛行禁止により出発できず、空港で一晩滞在。翌朝に出発したが、今度は乗務員交代のためミュンヘン経由を強いられ、予定より大幅に遅れて現地6日の夕方にカタールに到着していた。
試合はバイエルンが立ち上がりから主導権を握り、17分に先制に成功した。キングスレイ・コマンがペナルティエリア右から鋭いグラウンダーのクロスを入れると、ファーポストのセルジュ・ニャブリがダイレクトで折り返す。これを中央で受けたロベルト・レヴァンドフスキが右足で蹴り込んで先制ゴールを挙げた。
攻勢を続けるバイエルンは、マルク・ロカが24分にエリア左に抜け出し、26分にもエリア中央でパスを受けて右足シュートを放ったが、どちらも得点ならず。37分にはレヴァンドフスキがエリア右でパスを受けてループシュート、40分にアルフォンソ・デイヴィスがミドルシュートを打ったが、どちらも枠を捉えなかった。
1点リードのまま折り返したバイエルンは62分にトーマス・ミュラーとニャブリを下げて、エリック・マキシム・チュポ・モティングとレロイ・サネを投入。69分にはロカに代えて、コランタン・トリッソを送り出す。だが、追加点は遠く、70分にチュポ・モティングが放ったヘディングシュートはGKにキャッチされ、71分にトリッソが打ったミドルシュートは惜しくも枠を外れた。
それでも、バイエルンは86分、サネがエリア右に抜け出してクロスを上げると、ファーポストでフリーのレヴァンドフスキが頭で叩き込んで勝負を決める追加点を挙げた。試合はこのまま終了し、バイエルンが危なげなく勝利を収めて決勝に駒を進めた。
バイエルンは、11日の決勝で7シーズンぶりの大会制覇をかけて北中米カリブ海王者のティグレス(メキシコ)と対戦。アル・アハリは同日に南米王者のパルメイラス(ブラジル)との3位決定戦に臨む。
【得点者】
0-1 17分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
0-2 86分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
By サッカーキング編集部
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