フラメンゴが3位入賞 [写真]=FIFA via Getty Images
FIFAクラブワールドカップモロッコ2022・3位決定戦が11日に行われ、フラメンゴ(南米)とアル・アハリ(アフリカ)が対戦した。
コパ・リベルタドーレス2022で3年ぶり3度目の優勝を果たしたフラメンゴは、7日に行われた準決勝でアル・ヒラル(アジア)に2-3で敗北。現行フォーマットで最後の開催となるクラブW杯で決勝進出を逃していた。一方、アル・アハリは2021-22シーズンのCAFチャンピオンズリーグ決勝戦でウィダード・カサブランカに敗れて準優勝となっていたが、ウィダード・カサブランカが“開催国代表”として同大会に出場するため、“アフリカ王者”としての大会参戦が決定。初戦でオークランド・シティ(オセアニア)を3-0で破ると、続く2回戦ではシアトル・サウンダーズ(北中米カリブ海)に1-0で勝利した。準決勝ではレアル・マドリード(ヨーロッパ)と激闘を繰り広げたものの、最終的には1-4で敗北。3位決定戦に回ることが決まっていた。
フラメンゴは準決勝からスターティングメンバーを3名変更。アルトゥーロ・ビダル、ペドロ、ガブリエウ・バルボーザらが先発に名を連ねた。一方、アル・アハリはスターティングメンバーを6名と大幅に変更してこの試合に臨んでいる。
試合は早い時間に動く。8分、ジョルジアン・デ・アラスカエタのスルーパスからペナルティエリア右に侵入したギジェルモ・バレラが倒され、フラメンゴにPKが与えられた。このPKをガビゴルことバルボーザが冷静に沈め、フラメンゴが先手を取った。
対するアル・アハリは38分、左コーナーキックからアーメド・アブデルカデルがヘディングシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻す。同点で後半に折り返すと、56分には左サイドからのクロスボールがディフレクションしたところにモハメド・シェリフが反応。相手DFに後ろから倒され、アル・アハリにPKが与えられた。キッカーを担当したアリ・マールルは左足でゴール左下を狙ったものの、ここはGKアデルバル・サントスが横っ飛びでセーブ。アル・アハリは逆転のチャンスを逃すこととなった。
それでも、続く60分には再びチャンスを作り出す。左サイド高い位置でボールを受けたアブデルカデルがドリブルをスタート。カットインから寄せてきたDFを置き去りにすると、右足で自らゴールネットを揺らした。アル・アハリが逆転に成功している。
しかし、65分には試合の行方を左右するプレーが発生。ガビゴルからのダイレクトパスに反応したアイルトン・ルーカスが左サイドを駆け上がると、ハレド・アブドゥルファターに当たって転倒する。このプレーでアブドゥルファターにはレッドカードが提示された。
ここからフラメンゴが反撃をスタート。77分には右からのクロスボールを相手GKがパンチングしたこぼれ球にペドロが反応。ダイレクトでループシュートを沈め、再びフラメンゴが試合を振り出しに戻した。85分には相手のハンドでフラメンゴにとってこの日2度目のPKを得ると、ガビゴルが今度はゴール左に冷静に決めて見せる。後半アディショナルタイムには相手のバックパスが乱れた隙を見逃さず、ペドロが右足で押し込んだ。
試合はこのままタイムアップ。シーソーゲームを制したフラメンゴがアル・アハリを下し、今大会の3位に輝いた。
【得点者】
0-1 11分 ガブリエウ・バルボーザ(PK/フラメンゴ)
1-1 38分 アーメド・アブデルカデル(アル・アハリ)
2-1 60分 アーメド・アブデルカデル(アル・アハリ)
2-2 77分 ペドロ(フラメンゴ)
2-3 85分 ガブリエウ・バルボーザ(PK/フラメンゴ)
2-4 90+1分 ペドロ(フラメンゴ)
By サッカーキング編集部
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